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『ね、ね、"乳クリあう"ってなぁに?』
その場の空気が読めない者が1人。涼は今の会話で一番気になった言葉の意味を聞いてきた。
「…そうだよな。涼がそんなこと知ってる訳ないもんな。兎に角!!保健室には近寄らないこと!これ、俺からのお願いね?」
『うん…でも乳クリあうって…』
「涼はそんなこと知らなくていいんだ!!」
具体的な答えが得られなかった涼はもう一度同じ事を聞いた。すると今、やっと戻ってきた海が叫び返した。その勢いに圧倒され、涼はもちろん陸も竜也も何も言えなくなってしまった……。
「そう言えばさぁ、香はもうパートナー決めた?」
「いや。だが今日決まる」
「あー僕もvV」
生徒会室でもやはり親睦会の事について持ち切りだった。2人の会話を聞いて大地も元太もどうしようかと頭を悩ませていると、部屋の扉が開いた。
『失礼しまっす』
「失礼しまーす」
涼が遊びにきた。…京一たちと共に。
「やぁ涼いらっしゃい。相変わらず邪魔なのがいっぱいいるね」
『駄目…でした?』
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