5 『はぁーはぁー…んくっ、先生大丈夫ですよ、行ってきて下さい』 まだ目を潤ませながら胸の突起を起たせていた涼は、息を整え鏡を見上げ言った。服も元に戻し待つ気満々である。 鏡としてはすぐに帰ってきて続きをしたい所だろうが、階段から落ちたとなればそう言っていられないだろう。 「いえ、もう終わりましたから戻っていいですよ」 『ふぇ?でも胸囲が…』 「大丈夫です。その代わり…また遊びに来て下さい」 その時は食べさせて下さいね…なんて意味を込めながら。 『はい!!それじゃあ失礼します』 そうとは知らない涼は、笑顔で保健室から出て行った。 余談ではあるが涼が出て行った後、2人も怪我人のもとへ向かった。幸いたいした怪我は無かったが、邪魔をされ少しイライラしていた鏡は、怪我をした生徒に放置プレイをしたとかしないとか。 悦ばせるだけ悦ばせて最後まで触らなかったらしい。しばらくは乱暴な診察が続きそうだ。 [*前へ][次へ#] [戻る] |