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「…あー…正直学校とか友達ってのはめんどくせぇと思ってた。周りに群がるやつらも、逃げてくやつらもうざくて仕方なかった……つーかうぜぇ」
吐き捨てるようにいうと何人かがヒッと息を飲んだ。
「なのにあいつは人の心にズカズカ入って来やがって…まじ意味わかんねぇ。あいつに惚れるやつの気が知れねぇ」
そこでクスクスと何人かが笑う。
「まぁ…度胸だけは認めてやる。つえぇ心を持ってるし、俺を先輩で呼ぶしな。それなりに楽しめたぜ、浅見」
『ふぇっ…僕!?』
「困ったことがあったら呼べ。チームのやつら引き連れて助けに行ってやる……一回だけ」
『久先輩……大好きですっ!!』
憧れの人にそういってもらえて嬉しかったのか、涼は場所を考えずに大声を出した。久はそれにうざそうな顔を返し、香の番となる。
「一年のときから生徒会役員として色々と見てきた。強姦、イジメ、親衛隊。それらは3年たとうと何の変わりもなく、余計にヒドくなる一方だ。」
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