[携帯モード] [URL送信]

「なぜ…?」

「今日は2/3。おめでとーついでに豆まきしちゃおうってね」

「ああ…それで鬼か」

『うわぁぁんっ、やぁだーっ!!』

「…涼、大丈夫だ。これを思いっきり投げつけろ」

未だ泣いている涼に海が豆を渡し、握らせた。一瞬きょとんとした涼だったが、これで退治できるのかと陸目掛けて思いっきり投げつけだした。

竜「ははっ…鬼は外ー」

京「……福は内」

『うわーん、出てけーっ!』

英「鬼は外鬼は外鬼は外ー!」

明らかに楽しんでいる英士と竜也。それに便乗して京一と海も思いっきり投げていた。そしてしばらくして陸が部屋から出て行き、ようやく涼に落ち着きが戻る。

だが今度は香が怒り出す番だ。部屋を見渡してみるとそこら中に豆が散乱しており、中には潰れたものもあった。

「お前ら…ここを誰の部屋だと思ってるんだ」

「うっわー…ごめん香。そこまで考えてなかった」

「い、今すぐ片付けます!!」

『グスッ…僕もお手伝い、します』

慌てて掃除を始めた大地と元太を涼が手伝い始めると、みんなも掃除を始めた。掃除機で吸ったり手でかき集めたりして、部屋が綺麗になるまで30分はかかっただろう。

『あの…さっきの鬼は…?』

京「ああ…もう退治したからな。怖かっただろ」

『ん。ビックリした』

[*前へ][次へ#]

27/65ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!