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学園についた涼は夕食まで時間があるので部屋に一回戻ることにした。ちなみに部屋は変わってない。英士に生徒会専用の階に移るよう言われたのだが、涼はそれを断ったのだ。
その階へ移ってしまえば陸と竜也は部屋に来れなくなる。それはあまりにも寂しすぎるので、他の人と一緒でいいと言い出したのだ。…それにその階に行くにはエレベーターしかないというのもある。
部屋に入った涼はベッドに横になり、そのまま目を閉じてしまった。
『…………ん…』
お腹が空いて目を覚ました涼はのっそりと起き上がった。もう外は暗く、時計をみればいつもの夕食の時間を少しすぎたとこだった。涼は慌てて下へと降りていく。
走って食堂に入ればもうみんな揃っていて、しかも先輩もみんないた。遅れましたといいながらそこへ近づく。
「涼!もー心配したんだからね」
『んわっ!ご、ごめんなさい。ちょっと寝ちゃってました』
涼は英士に抱きしめられながらてへっと笑う。それでみんなの怒りと心配は吹き飛び、改めてちゃんと座ってご飯を食べることにした。
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