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そんなときにピンポンと部屋のチャイムが鳴った。その音が頭に響くのを我慢しながら出ると、京一が立っていた。
『あ、おはよっ…』
「ああ…どうしたんだ?顔色がよくないけど…」
『う、ん。ちょっと頭が痛いの…』
「え、大丈夫か?ほら布団に戻れよ。他の人には言っとくから…」
涼の心配をして寝ているようにとベッドの方へ押し返す京一。涼もそれに甘えて学校を休もうとしたのだが…ここで初めて陸がいることに気づいた。すると京一がそれに驚きながらもキレ、陸をたたき起こす。
「っ…おい、何で一緒に寝てんだよ!」
「ん…あ、れ?京一じゃん」
「は…裸!?てめぇ…何してた?!」
「え、あ、イヤーンvV京ちゃんのエッチ」
「………死ね」
涼の布団に裸で寝ていただけでも許せないのに、朝っぱらからこんな冗談をいわれ、京一は容赦なく陸を投げ飛ばした。陸が痛みに顔を歪めるがそれ以前に涼が苦しそうだ。
『京、ちゃ…』
「ぇ、あ、大丈夫か?」
『音、頭に響くよぉっ…』
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