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《会長の今中だ。これより呼ばれる生徒は今から生徒会にくること。

1ー2、浅見涼・風立海
1ー5、黒田京一

以上》


『ん?僕呼ばれた?』

「多分生徒会のことだろう」

「しかたない…行くか」

誰もが予想していた呼び出し。上位でさらに知り合いとくれば彼らが推薦されるのは当然だろう。横で嘆いている陸とそれを慰めている竜也を残し、3人は生徒会室へと向かった。


『失礼しまーすっ』

「わー待ってたよ涼。さ、座って」

部屋に入ると英士の膝に座らされてしまう涼。その体制のまま何があったのかと聞くと、やはり生徒会選挙についてのことだった。

「俺は英士を会長に推薦した」

「んで僕は大地を副会長に」

「僕は涼君と京一君を書記に推薦ね」

「ほんで…僕が風立君を会計やね」

久の分は大地が推薦し、足りない会計はそのまま空白で行くつもりでいる英士たち。これがベストだと思っているし、ここに他の人を入れる予定もない。

─だがそれはあくまでも理想だ。選挙に持ち込めば受かるだろうが、本人にやる気があるかが問題だ。

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あきゅろす。
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