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陸「俺も入りたいんだよねー」
海「はっ、無理だろ」
「んなっ!?うるせー!!」
上位に決して入ることのない陸。そんな陸が生徒会に入るというのは無謀だろう。…だが自分はもう入る気満々だ。
逆に当選確実であろう涼と海、京一。3人は選挙や生徒会には興味なし、といった感じにテストに向けて勉強を始めた。
いつもはみんなバラバラで勉強しているのだが今日は違う。珍しく陸がやる気になり、勉強を教えてくれと言い出したのだ。本気らしいのだが…みんな陸の馬鹿さ加減を知っているため嫌だと断ってしまう。
「え゙え゙ー!?ちょっ、誰か助けてくれよぉ…」
京「俺は部屋で1人でやるから」
海「バカにつき合ってる暇なし」
竜「え、俺?でもそこまで頭よくないし」
「ゔぅ…涼……りょーーっ!!」
『うっわぁ!!…な、泣かないで。僕が手伝ってあげるから、ね?』
陸に泣きつかれてしまった涼。背中をポンポンと撫でながら一緒に勉強しようね、と約束してしまった。
そうとなれば他の人も黙ってはいられない。陸と2人きりにするよりは、と結局みんなで勉強することになった。
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