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*涼side*



久しぶりに、あの夢をみた。



『…め、て…』

「いらないんだよ」


─いらないうさぎさんは、真っ黒にしましょう。

闇に紛れて、消えて無くなるから。





でもっ、そんなことしちゃ駄目なの!

そのうさぎさんに手は出さないで…




「お前に、指図は出来ない」



そう言って僕に近づいて来るんだ。


ああ、そっか。
僕がそのうさぎさんなんだね…。





すると、僕の足からドンドン消えてっちゃうんだ。



─いらない、いらない、消えてしまえ。



やだ、やだよっ…



『…一、兄ちゃ…』






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