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『陸ちん今日もよく寝てたね』

「んー…」

『体、壊さないようにね?』

「おぅ、サンキュ!んじゃ俺行くわ」

『頑張ってー!!』

毎日がこの調子。涼は体を壊してしまうのではないかと心配でたまらないのだ。

「あいつはタフだから。あ、俺今日は図書館よるから先に帰ってくれ」

『え、海くん図書館行くの?』

「ああ。試験も近いしな」

『じゃあ僕も行くっ!!』

試験1ヶ月前。親の期待と自分のプライドのために、これ位の時期から海は勉強を始める。大体は図書館でやるのだ。

それを聞いて涼も一緒に行くことになった。疲れて寝ている陸のためにノートを作ってあげようという目的だ。

『京ちゃんとたっちゃんは?』

「あ、いや…俺はいいや」

勉強が嫌いな竜也。

「俺も」

勉強は1人で音楽を聴きながらやる京一。そのため2人は断ってきた。つまり海と涼2人きりだ。海は顔に出さず、心の中で占めたとガッツポーズをした。

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あきゅろす。
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