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海との放課後
『陸ちんどうしちゃったの?』

「ああ、気にするな。部活だそうだ」

『部活?』

竜「陸はバスケ部でさ、もうすぐ大会があるらしいぜ?」

夏も間近な今日この頃。毎日暑い日が続き、涼たちは大きな木の木陰で休んでいた。だが陸がいない。最近よく先にいなくなってしまう。どうやらその理由は部活なようだ。

陸はバスケ部に入っており、今年の夏の大会のスタメンに選ばれたのだ。それ以来いつも以上にバスケに力をいれ、授業中は寝てしまうという生活が続いていた。

『大会!?じゃあみんなで応援しなきゃねっ』

「別にいらなくないか?」

『もー海くんは照れ屋さんなんだからー』

「「「は?」」」

本気で応援するつもりはなかったのに、どうやら涼には照れ隠しのように聞こえたようだ。みんなで行かなきゃいけなくなるな…。3人でそう思い、ため息をついた。









「グーッ……ゴガッ!?…ん?……スー」

相変わらずの練習で疲れているのか、今日も陸はよく寝ていた。…授業中に。

大きないびきが響き渡り、教壇に立っている先生はフルフルと震え、怒りを抑えていた。

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あきゅろす。
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