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夏休み
拉致
R18指定文庫
すると今度はミニスカートが
「だから、それって何?」
と聞いてくる

純平はニヤリと笑い
「気持ち良くなるに決まってんじゃん」
と言った

これを聞いた2人組は
「やだ、ちょうだい、ちょうだい…」
と両手を出してせがんでくる

純平の思いのままだ

「待って、待って… あげるのはいいんだけど、下に警察がいたんだよね。ここだとヤバいかも知れないから、一旦外に出ようか」

すると2人組は
「うん、うん、そうしよう」
と浮かれきった状態で返事をした

「俺、車だからさ」
と純平は車に向かって歩きだす

すると2人組もその後ろを浮かれた感じでついてきた

純平はカギについているボタンでロックを解除し
「お前ら、後ろ」
と言う

2人組は後部座席のドアを開け、車に乗り込んだ

そして純平がドアを閉める

その時に、ドアのチャイルドロックをすることも忘れなかった

これでもう内側からはドアを開けることはできない

純平は運転席に回り、自分も乗り込む

そしてすぐに窓も開閉できないようにロックした

「お前ら、ここを出るまではシートを倒して寝てろよ」
と純平が言う

「ああ、そっか… 美奈子、騒いじゃダメなんだよ」
とショートパンツ

「えっ、いつも萌(めぐみ)の方が騒ぐじゃん」
とミニスカートの美奈子は返した

2人ともシートを倒して寝ている

「お前ら、本当に騒ぐなよ」
と純平は言うと車を動かし始めた

立体駐車場を下の階へと降りていく

ルームミラーで後部座席の様子を伺うと、ミニスカートの美奈子の方は赤のパンティが丸見えだった

立体駐車場を出て建物の正面の方へ向かう

すると本当に警察がいたのだ

純平は顔面蒼白

が、引き返すのも不自然だ

考えてみればゲーセンだから、警察がくるのも当たり前かも知れない

「おい、お前ら、正面玄関に警察がいるから、絶対に起き上がるなよ」

「えーっ、マジ?」
と萌の声

起き上がって見ようとする2人

「バカ、寝てろ」
と純平は言うと、警官の前を通過していく

そしてゲーセンの駐車場から出て、道路を走り始めた

「もういい?」
と美奈子

「ああ、起きていいぞ」

2人は起き上がり、シートを元に戻した

「この辺りじゃヤバいな… 少し走るか…」

純平の行き先は製材所だ

「ねぇねぇ、さっきの何、シンナー?」
と萌が尋ねるが、純平は無言

純平の頭の中では、もう監禁モードに切り替わっていた

この対応に少女たちもただならぬ空気を察知する

萌は携帯のメールで
「なんかヤバいよね」
と打ち、美奈子に見せる

美奈子は萌の携帯を取り
「止まった時に逃げよう」
と打った

顔を見合せ、うなづく2人

そして信号で止まった瞬間に美奈子がドアを開けようとするが、チャイルドロックでドアは開かない

「ファハハハ…」
と純平は大笑いする

そしてナイフを取りだし
「ジタバタしてるとぶっ殺すぞ」
と言った

黙りこむ2人

広い国道から細い脇道に入る

「どこ行くの?」
と萌

先ほどまでのはしゃいだ感じは全くない

そして純平も質問にこたえない

無言のまま製材所に到着した

純平はエンジンを止め、カギはポケットの中へ

そして後部座席に振り返り、ナイフを出して
「女は一人でいい。どちらかは助けてやる。助かりたいのはどっちだ?」
と言う

すると2人は顔を見合せる

そしてショートパンツでぽっちゃり型の萌が手を挙げた

純平は萌に手を伸ばし、萌の手首をつかんで引き寄せる

「よし、お前は助けてやる。だがその前にちょっとだけ協力しろ。きちんと協力したら助けてやるからな」

すると萌は純平の目を見てうなづいた

純平は粘着テープを萌に渡す

そして
「これでそいつを縛れ」
と言うのだ

まさに踏み絵だ

萌は戸惑う

「それは…」
と萌

「できないか? できないなら、立場を逆にしようか。お前が縛られる側に」

「いえ、やります」
と萌は返事

「美奈子、ごめん…」
と萌は言うと、美奈子の両手首を粘着テープでグルグル巻きにしていった

「逃げられないように脚もだ」
と純平

萌は涙を流し始める

「本当にごめん…」
と萌は言いながら、足首もグルグル巻きにしていった

さらに
「口もだ」
と純平が言う

萌は涙ながらに
「はい…」
と返事

美奈子の口にも粘着テープを貼った

「よし、来い」
と純平は萌を呼ぶ

萌が近くにくると
「お前も手を出せ。お前も今逃げられると困る。もうちょっと手伝ってほしいこともあるしな」
と言う

そして萌の手首もグルグル巻きにしていった

純平は車を降りて、後部座席のドアのところに回る

そしてドアを開け、美奈子をヒョイっと肩にかついだ

「お前も来い」
と萌を呼ぶ

「お前が先に歩け。そしてそこのドアを開けろ」

萌は「はい…」と返事し、製材所の建物に向かって歩き始めた

逃げようと思えば逃げられるかも…


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あきゅろす。
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