ＳＳＳ
女の子って難しい(現土方×初期沖)
※女の気難しさを書いてます。銀さんが『女は面倒だ』とか普通に言ってます。嫌だと思った方は回れ右をお願いします。苦情は受け付けません。
万事屋――
(銀)「いいか新八、女と付き合うのはそりゃもう大変だぞ。」
(新)「そうですか？楽しそうじゃないですか。」
(銀)「馬鹿お前、女程扱いにくい生き物はないよ。あいつら口には出さないけど自分の事『世界で一番お姫様』とか思ってんだって。」
(新)「それは銀さんが勝手に思ってる事で、皆が皆思ってませんよ。それに扱いにくいってどんな所がですか？」
(銀)「例えば……」
*****
☆モデル→現土初期沖
(沖)「土方さ〜ん。この服、どうですか？似合う？」
(土)「うん似合う。可愛い。」
(沖)「んじゃ、これは？」
(土)「いいんじゃねぇか。似合う。」
(沖)「これは？」
(土)「可愛い可愛い。」
(沖)「……なら、これは？」
(土)「似合う、可愛い。」
(沖)「もう！さっきから同じような事しか言ってない!!ちゃんと見てやす!?」
*****
(銀)「てな具合に同じように褒めたら反対に機嫌を損ねる。しかも、『違う意見を言って』と言われ否定したら……」
*****
(沖)「これなんかどうです？」
(土)「いや〜これはお前には似合わない。」
(沖)「似合わないとは何でぃ！馬鹿！」
バシッ(←叩かれた)
(土)「Σええぇ!!?俺は何て言えばいいんだよι」
*****
(銀)「てな具合に否定したら女は怒るか悲しむかだ。理不尽だと思わねぇか？」
(新)「まぁ、そう言われると…ι」
(銀)「女の機嫌はコロコロ変わる。さっきまで笑ってたと思ったら急にツンツンしてくるし。」
(新)「『女心と秋の空』って言うぐらいですしね。」
(銀)「まだ秋の空の方がマシなんだよ！お前、女心なんて秒刻みで移り変わるんだぞ。ゲリラ豪雨より予測不可能っつーの！」
(新)「はぁι」
(銀)「それと、ちょっとした変化にも気づく事。」
*****
デート待ち合わせ
(沖)「ごめん！待ちやした？」
(土)「いいや。それよりお前その髪…。」
(沖)「え？」
(土)「少し巻いて来ただろ。似合ってる。」
(沖)「よく気付きやしたね。軽くしかしてないのに。さすが土方さんでさぁ。」
****
(銀)「〜とまぁ、気付いて褒めたら女は上機嫌だ。ただこれは気付いたら絶対言葉に出すこと!!出さないと意味がねぇ。あっちは気付かれなかったって思うからな。んじゃ、反対に何も言わない場合……」
*****
(沖)「ごめん！待ちやした？」
(土)「気にすんな。今からどこ行く？お昼まだだしな。」
(沖)「え？あ、うん。」
*****
(銀)「いいか、何も触れなかった時、女がちょっと暗くなったら要注意だ。目をかっ開いて観察しろ。どんな少しの変化でもいい、褒めるんだ。女は変化した所を無意識に気にする。ちゃんと観察しろ。」
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(沖)「………。」
(土)「なぁ、今日お前さ、髪の毛――」
(沖)「え？(気付いてくれた!?)」
(土)「よく触るな。どうかしたのか？」
(沖)「……(ムカッ)」
******
(銀)「は〜い、彼女の機嫌は急降下！そっから先はツンツン攻撃。」
(新)「そういうもんですかね？」
(銀)「そういうもんだ。そして一番難しいのはエッチの時だ。」
*****
(土)「総悟……。」
(沖)「ちょっ、ダメでさぁ。やだ。」
(土)「優しくするから。」
(沖)「いや。やだ。」
******
(銀)「は〜い！ここで質問！彼女が「いや」と言ったら君ならどうする!?」
(新)「えっ？そりゃ嫌なものを無理矢理なんかしませんよ。」
(銀)「ったくよ〜。だからお前はいつまでたっても新八なんだ。いいか？こういう時は女の行動に要注意だ！押し倒されて迫った時、相手が頬染めて目線や顔を背けていたらOK。はっきり目線が合うのなら『今夜は嫌だ』という事になる。」
*****
(沖)「ダメでさぁ。やだ///」(←顔反らし。)
(土)「優しくするから。」
(沖)「んっ…やっ…だめぇ！」
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(銀)「は〜い！これは正解です。この場合、『イヤよイヤよも好きのうち』に当てはまります。女が頬染めて『やだ』とか『だめ』とか言ったらその時は少し無理強いっぽい方をご要望。『やぁっ』と『だめ』は優しさをご要望だ。」
(新)「難しい!!そんなのそう簡単にわかるはずないじゃないですか！」
(銀)「女心なんて皆難しいの。超難解。理解不能。そう思っとけ。そんで不正解が……」
*****
(沖)「だめでさぁ。やだっ///」(←目線が合う)
(土)「優しくするから。」
(沖)「んっ…やだぁ…やっ……やだって言ってんだろが!!!」
******
(銀)「ってな具合にこの後殴られるか、股間に蹴りを入れられます。ムードもへったくれもないよこれ。うん。」
(新)「覚えておきますι」
(銀)「でもこれはハッキリ主張してるから場数を踏めば大丈夫だとして、問題は『あまり乗り気じゃない時』だ。」
(新)「そんなのもあるんですか？」
(銀)「これはメッチャ難しい。何せ態度がOKサインと一緒だからな。」
(新)「それなら全然わかんないじゃないですか。」
(銀)「う〜ん……あっ、そうそう。一つだけ違いがある。口を開いているかいないかだ。」
(新)「微妙〜。」
(銀)「口が半開きや少しでも開いてたらそれはOKのサイン。だけど口を結んでる場合、これは考え中と言うことだ。そういう時は女を褒めろ。可愛がって、ギュッと抱き締める。ちょっとテンションを上げてやるだけで大丈夫だ。」
(新)「テンションだけでどうにかなるもんですか？」
(銀)「言ったろ、女心は秒刻みで変化するって。きっかけさえ作れば勝手にあっちが上げてくれる。女ってそういうもんなんだよ。」
(新)「はぁ〜。難しいですね。男には理解し難いです。」
(銀)「はい、これで『銀ちゃんの大人講座』終わり！せいぜい気を付ける事だ。」
(新)「ありがとうございましたぁぁぁ!!!」
おわり
自分で思いますけど、やっぱり女って気難しいと思います。どうこう言っても結局女の人はどこか我が儘なところがあるんでしょうね。
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