SSS
『おかして』
ある日総悟は万事屋を訪れてとんでもない事を言った。
「旦那、少しだけでいいんで俺をおかしてくだせぇ。」
「Σっ!!!?沖田くん!?君何言ってるかわかってる!?いや、銀さんはその誘い凄く嬉しいけどさ!」
「わかってやすぜ。二時間、いや一時間だけでいいでさぁ。おかして。」
「なぁに言ってんの!!今日一日中犯してあげるよ。」
「いや、一日中はいいです。あっ、布団借りやすね。」
総悟は敷きっぱの布団がある部屋へ移る。
その後ろを銀時がついてくる。
「いやぁ〜敷きっぱにしといてよかったよ。よいせっ。」
総悟がゴロンと横になるとその上に覆い被さった。
総悟は自分を見下ろす銀時に不思議そうな顔をする。
「旦那、何やってんですかぃ?」
「何って、ヤるんでしょ?」
「やるって何を?」
「ナニに決まってんじゃん!君から誘ってきたんだからね。銀さんもう知らないよ。」
「えええぇ!!!!?何言ってんですかぃ!!?ちょっ、ボケるのも大概にしてくだせぇ。俺が誘うわけねぇし!」
「いやいや、沖田くんこそ今更何言ってんの?とぼけないでくれる?俺はちゃんと聞いたからね!沖田くんの口から『犯して』って言ったの。」
「ち、違っ…!俺は『置かしてくれ』って言ったんでさぁ!」
「だから『犯してくれ』だろ?」
「そうじゃなくて、休憩を…」
「休憩って…休憩だろ?ラブホで言う2時間〜…的な?」
「違いまさぁ!!」
「あ〜ごちゃごちゃうるせぇ!いいから一発決め込むぞ!」
「待っ………ギャァアァ!!!!!」
銀時が総悟の隊服を脱がせていると急に部屋の襖が開いた。
そこには鬼の副長、土方の姿。
「テメェ、俺の総悟になぁにやってんだ?」
いつ刀を抜かれてもおかしくない程の殺気。
「えっ、あっ、多串くん!これは誤解で……ι」
「土方さ……助けてくだせぇ。急に旦那が…」
服を乱された総悟は胸元でシャツを掴み涙ながらに土方へ助けを求めた。
「万事屋テメェ…」
「まてまて!!違う!これはなんやかんやで誤解……」
「強姦未遂で逮捕だぁぁぁ!!!!!」
「うぎゃぁぁあぁ!!!!!!」
おわり
こっちの地域では『置かして』ばかり使うので他の人が聞いたらビックリです。
『置かした?』とかね。
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