その他の小説 忘れられる訳の無い願い(ブラックキャット・リオンからイウ゛へ独相) タオの力で風使いになって、 同じ考えの奴らと星の使途になって、 俺が死にながら生きた世界と ムカつく大人たちを壊してた。 いまの世界なんてクソだって思ってた。 あの日までは。 ブラックキャットがクリードと戦い、そして倒したあの日まで。 そう、その日だ、俺がアイツに会った日も。 迷信じみた言葉なんてだいっ嫌いだけど、 多分アイツに出会ったことは、人生で二回目の運命だったんだと思う。 なんてこと、柄にもなく思ってしまった。 本当に忘れたくても忘れられない、運命の出会いだったんだ。 あの透き通った金髪も、無表情な顔の中ででもはっきりと見える覚悟を宿したあの赤い瞳も、 全て鮮明に覚えている。 正直、忘れたいなんて、一度も思った事、ないけどな・・・。 殺さないとか甘すぎると思ってた。 けど、 でも 俺の目をしっかりと見据えて言っってきたあの言葉は、確かに心に響いたんだ。 ―――もう、私の前でだれ一人殺させない。 あなたを倒す。私の全力をかけて――― 負けた奴、使えねぇ奴は死んで当然、殺されて当然って思ってたから アイツのあの言葉には本気で驚いたし、あの時はかなり、ムカつきもした。 そんで、負けたんだ。 そりゃもう、立派な完敗だった。 最後に流した涙は、今思えば 嬉しかったからなのかもしれない。 なあ、イウ゛、 俺、お前にあって言いたいこと、あるんだ。 ちゃんと会って伝えたいんだ。 変われて、気づけたんだ。 言わなきゃ、嘘だろ? 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ブラックキャットでは俄然このペアが好きです。 最後の戦いとか、本当にめっちゃくちゃ可愛いと思います。 ここまで読んで下さった方、本当に有難うございました。 [*前へ][次へ#] [戻る] |