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Tales of O-dinal(テイルズオブオーディナル)
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ディーノは学院の中心にある中庭にたどり着くが、誰もいなかった。そして、中庭の中央にある巨大な樹の麓でさらに強い歪みを【視る】。

「ぐっ!?」

ディーノは右目を、というより頭の右側全体を押さえる。今まで感じたことのない激痛がディーノの脳内を這いずり回る。
遅れてきたキサラに支えられる。

「ディーノ、どうしたの!?」

キサラが声をかけるがディーノには聞こえていない。
しかし、少しずつその痛みは引いていき、ディーノは落ち着きを取り戻す。

「本当に大丈夫なの?」

キサラは心配そうにディーノを見る。
ディーノはキサラを見て頷くと、中央の樹に近付く。
しかし、ディーノは反射的に後ろに飛んだ。
その瞬間、先程までディーノがいた場所は爆発した。ディーノはそれが魔気が収束したものであると理解できた。

「見学者・・という風ではないですね」

そこにはオーディリス学院の制服を着たダークブルーの短髪の少年が右手を二人に向け、言い放った。


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あきゅろす。
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