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『PERSONA ─INDEX ALTERNATIVE─』
11月21日(金)
朝から祖父母の体調が悪いようだった。

渉「今日は無茶せずにゆっくりしてて」

と話し、学校へ向かうのだった。

渉(文化祭の時からじいちゃん、体調悪かったなー…暦翔に相談してみようかな)



昼休み、渉は暦翔に相談してみた。

暦翔「僕も多少医学の心得があるとはいえ、下手なことは言えないよ。ワタルのおじいさん、何か持病でもあるのかい?」

渉「そういうのはじいちゃんも言わないから、なんとも…」

暦翔「だったらこれ」

暦翔は数枚の名刺を手渡す。
そこには整形外科やら内科、皮膚科といった色んな医師の名刺だった。

渉「これは?」

暦翔「あんまりこういうのは良くないけど、何人かにワタルのおじいさんに何かあったら優先的に診るように話をつけておくよ」

渉「え、流石に悪いよ」

暦翔「気にしないで、ワタルは親友だから」

渉「うーん、分かったよ、ありがとう」

そう言って話を終えると昼休みが終わり、二人はそれぞれの教室へと帰っていった。






放課後、玄治や結菜に色々と誘われるが、祖父母が心配な渉はすぐさま帰宅することにした。
一応貰った名刺をどうするか考えていると家に到着してしまった。

渉「ただいまー」

渉がいつも通りの声でそう呼び掛けるが、異様なまでに静かだった。
居間や寝室を見ても祖父母が見当たらず、台所に向かうとナギサが一人怪我をしていた。

渉はすぐさま駆け寄って事情を聞く。

渉「ナギサ、何があったんだ!?」

ナギサはゆっくりと話し始めた。


ナギサが自分の部屋で読書をしていると渉が帰ってくる十数分前、一階から変な物音が聞こえ降りてみた。
すると、祖父母のシャドウが祖父母を連れ去ろうとしている場面に出くわしたのだ。


ナギサは祖父母を守ろうとするが、為す術なく連れ去られてしまったのだと言う。




渉は祖父母がシャドウに連れ去られたことを仲間に連絡し、すぐさま【ナイトメア】へと向かう。



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