皇桜学園物語 B 「それは簡単だ。さっきから生徒会のメンバーが、他校の学園長に興味があるにしては視線が一挙一動に動くからな。さっきも俺が春日に質問したとき反応が少しだけあったからな。徐々に理解できた。ほかにも数点あるがこれでいいか?」 柾之は質問を答える。 「…なるほど、わかりました。」 継谷もその答えに納得ができたらしい。 「と、いう訳で提示しろ。勝手に探られるのは趣味じゃねぇんだ。探っていいのも朔夜か春日だけだしな。」 継谷が納得出来たところで、柾之はばっさりと発言した。 「私もいいの?」 中学校の時はダメだったのに…。 「高校に入って少し成長したようだからな。ただし、あんまり深いとこはノーコメントするからな。」 「うん、ありがとう柾父!!」 柾之の言葉に二重の意味で嬉しくなり、春日はにっこり笑った。 「……わかりました。では、お話しします。」 その様子が何か響いたのか、継谷は口を開いた。 [*前へ][次へ#] [戻る] |