皇桜学園物語
A
「………?なんの話だっけ?」
柾父に関係ある話…?
「ほら、春日は今隠し事をしてるだろう。」
「うん。」
人間だもの。
「…その中のひとつにこの学校事情で俺と関係ある話題があるだろ?」
「……あ。」
忘れてた。
「さっきは聞かないつもりだったが俺が関与してるなら別だ。話せ。」
春日が思い出したのを理解していい放った。
「………」
ど、どうしよう…。
「…継谷生徒会長。」
「なんでしょうか。」
「お前からあらまし提示しろ。春日が迷うってことは指示は大体お前のところだろ。」
春日の様子を見たあと、柾之は継谷に問い詰める。
「……理由を伺ってもよろしいですか?」
継谷は一瞬沈黙をして、尋ねた。
「春日は禁止の指示なら言わん。俺がそう育てたしな。そして春日が迷うと言うことは話してもいいと言われているか、指示した人間が近くにいる場合だけだ。後はこの中で一番権力が強いのは、とかんがえればい。」
柾之はすらすらと現状を答える。
「なるほど。それではどうして先生への関与があるとの考えに?」
継谷は頷いたあともう一度質問した。
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