皇桜学園物語
A
「何をしている?」
だんだんと近づいてくる騒ぎ声に目を向けると、近藤が立っていた。
「あ、近藤先輩こんばんは。」
「ああ。」
それを見た春日はとりあえず挨拶をする。近藤も一旦こちらを見て、返事とも呼べないような答えを返したあと、また、卓都たちを見た。
「…いや、卓都をからかうとつい、な。」
「ついじゃねぇよ!!」
それにようやくこちら側に戻ってきたのか、二人がコメントをする。
「では、準備は?」
が、あっさりと流してきた。
「卓都、篠雨、帰り支度はできているか?」
「てめぇのせいで出来るわけがねぇ「どっちも準備終わってるので大丈夫です。」…は?」
卓都が噛みつこうとした瞬間、春日は自分と卓都の分を持ち上げた。
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