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「説明は以上だ」
跡部は刹那と事前に話し合ったコースの説明を軽くした
刹那は準備のため既に登っている
それからと跡部は刹那からのメモを取り出しよみはじめた

「各学校のビリとビリから2番目は乾汁とやらを飲んでもらう」
「乾汁ではない乾汁スーパーデラックス〜合宿ver〜だ」
「あと、4校のなかで一番遅かった奴がいた学校全員にも飲んでもらう」
「!?」
というと青学と立海は目の色が変わった

「何だ?乾汁って」
「えっとピーマンとキャベツとほうれん草、セロリ、小松菜、パセリ…あと青しそ、レモン、ハチミツ、しょうが、水を混ぜた乾特製のジュースなのです」
と刹那が向日に原料と作り方説明をした
「それじゃあ、ただの野菜ジュースやん。わい、野菜食べれるようになったんやで!」
「なら、あんた達がビリになりなよ」
「えー、ワイは一等賞をとるんや!」
「ちぇっ」

「普通の野菜ジュースじゃ罰ゲームにならないんじゃないんですか…?」
宍戸の純粋な疑問に
「クスッ…なるんだよ」
不二はくすりと笑った
乾はどこからか実物を取り出した

みな、見た瞬間に眉をひそめた
「なんか、どんよりしてるうえにぼこぼこしてんな」
「ワイ、あんあん飲みたくない!!」
「せやせや、あんな危ない色はじめてみるわ。なぁ、小春」
「これはリアクションを磨くええチャンスやないの〜♪」
「せやなぁ〜小春♪」
「頭大丈夫っすか?」

あ、と声を漏らした宍戸
皆、宍戸に注目する
「そういえば、確か昨日の昼飯」

そう、皆が食べた後に意識がとんだ奴です

「あぁ、乾特製出汁で作った」
「そうだよな。ってことは激ヤバってことだな!!?」
「僕はウマイと思うよ、お薦め」

不二はにっこりわらった


「では、よーいスタート」
ピストル音とともに
「「「うをぉぉぉぉおぉぉぉおおお!!」」」
何人か叫びながら走り抜けた

*ピストル役はじゃんけんで負けた人が行いました
ピストル役は打ってから走り出します

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