3 「説明は以上だ」 跡部は刹那と事前に話し合ったコースの説明を軽くした 刹那は準備のため既に登っている それからと跡部は刹那からのメモを取り出しよみはじめた 「各学校のビリとビリから2番目は乾汁とやらを飲んでもらう」 「乾汁ではない乾汁スーパーデラックス〜合宿ver〜だ」 「あと、4校のなかで一番遅かった奴がいた学校全員にも飲んでもらう」 「!?」 というと青学と立海は目の色が変わった 「何だ?乾汁って」 「えっとピーマンとキャベツとほうれん草、セロリ、小松菜、パセリ…あと青しそ、レモン、ハチミツ、しょうが、水を混ぜた乾特製のジュースなのです」 と刹那が向日に原料と作り方説明をした 「それじゃあ、ただの野菜ジュースやん。わい、野菜食べれるようになったんやで!」 「なら、あんた達がビリになりなよ」 「えー、ワイは一等賞をとるんや!」 「ちぇっ」 「普通の野菜ジュースじゃ罰ゲームにならないんじゃないんですか…?」 宍戸の純粋な疑問に 「クスッ…なるんだよ」 不二はくすりと笑った 乾はどこからか実物を取り出した みな、見た瞬間に眉をひそめた 「なんか、どんよりしてるうえにぼこぼこしてんな」 「ワイ、あんあん飲みたくない!!」 「せやせや、あんな危ない色はじめてみるわ。なぁ、小春」 「これはリアクションを磨くええチャンスやないの〜♪」 「せやなぁ〜小春♪」 「頭大丈夫っすか?」 あ、と声を漏らした宍戸 皆、宍戸に注目する 「そういえば、確か昨日の昼飯」 そう、皆が食べた後に意識がとんだ奴です 「あぁ、乾特製出汁で作った」 「そうだよな。ってことは激ヤバってことだな!!?」 「僕はウマイと思うよ、お薦め」 不二はにっこりわらった 「では、よーいスタート」 ピストル音とともに 「「「うをぉぉぉぉおぉぉぉおおお!!」」」 何人か叫びながら走り抜けた *ピストル役はじゃんけんで負けた人が行いました ピストル役は打ってから走り出します [*back] [戻る] |