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今日何かな?
〜wol家の過去〜
「よぉ!wolひっさしぶりだなぁ!
 すっげぇでかくなってんじゃん!」
「ひさしいなプリッシュ。コスモスも
 お久しぶりです」
「お久しぶり。まだ敬語がぬけてませんね^^」
「お互い様です」
「んな話どーでもいいから!」
「そうだな。まぁ中に入ってくれ
 少したったらティナ達も帰ってくるだろう」
「ティナかぁー!
 どんだけ美人になったんだろーな!」
「そうですね^^」
3人はそんな話をしながら
中へ入っていった。
「で。用件とは?」
「実はなースコールとティーダの
 親がまた一緒に暮らしたい!
 とかいいだしてな。」
「しかし、スコールもティーダも
 親の顔なんて覚えているのか」
「だよなー。なんたって4歳ン時だぜ!
 今帰しても慣れないせいで
 ストレス溜まるだけかもしんねーし」
「ですが、実の家族と暮らす方が後先
 本人のためだと思いますが」
「でもよー」
「だが、間違ってはいない。
 所詮は偽りの家族よりかはな。」
「でも!あいつらにとっては
 俺達が家族だぞ!?」
「プリッシュ。落ち着きなさい。
 それと、クラウド、ライトニング
 お久しぶりですね^^」
「お久しぶりです」
「...」
「それより」
沈黙が続くなか
クラウドが口を開いた
「コスモスは、スコールとティーダ
 を、ちゃんとした家族に帰すに
 賛成なのか?」
「...はい」
「あんた達にとっては
 良いことかもしれないが、
 私達にとっては大切な
 弟達だ。勝手に決められたくないな」
「ライト...
 だが、彼らにとっては...」
「彼ら彼らなどただの言い訳だ!
 あんたらの勝手な都合で
 あいつらの人生めちゃくちゃに
 してるんだぞ!!?
 これ以上苦しめてどうする!?
 そもそも親だ!
 なんなんだ。今になって
 暮らしたいなど、
 自分勝手過ぎるだろ!!」
私の中に今は怒りしかなかった。

ただ、悔しさも少しあったかもしれない。

「ライト!」
「!」
「落ち着け」
その時のクラウドの声は
震えていた。こいつもきっと内心煮えたぎって
いるんだろう。
ふと気付く
「ライト...?」
「何そんな怒ってんすか?」
「...」
スコールとティーダはきょとんとしている。
しまった!
いつ帰ってたんだ!私としたことが。

ちょうどバッツやセシルも帰ってきていた
フリオニールやティナ、ヴァンは
もう知っている。そもそも私達は
家族ですらないことを
簡単にいえば全員赤の他人だ。
私とクラウドは双子じゃない。ただ顔が
偶然似てただけ。
私は実の妹がいる。
セシルだってそう本当の兄がいる。
ジタンもだ
スコールとティーダは父がいる母は
すでにいないとのことだ
誰もいないのは、クラウド、バッツ、ティナ、
フリオニール、ヴァン、ルーネスだ。

「ライト...なんで怒ってるんスか?」
「な...なんでもない」
「気にするな。大人の事情だ。」
「あんた達はいつもそうやって
 誤魔化すよな」
「そうっすよ!理由!教えてくれっす!」
「今日のところは帰るか!」
「そうですね」
「すまない。わざわざ。」
「いえ。勝手に来てしまいましたので。」
「じゃーな!」
ひらひらと手を振って
2人は帰って行った。

「さぁ。テストだろう。
 勉強してきなさい。」
「そうだぞ。今時職につかなかったら
 終わるからな」
「wol、ライト。少しここにいてくれ
 話がある」
「ああ」
「わかっている」
「ちょちょ!勝手に話すすめないでほしいっす!」
「そうだ...」
やはり。流石に隠せないか
勘がするどくなってるな。
「明日話す。」
ライトの声は、酷く悲しそうだった。

〜夜〜

「なんだよなー!ライトもクラウドも。
 隠しごとだめ!っていったの
 クラウドジャン!」
「そうだな。」
ドアが開けられた。
「ヴァン!どこ行ってたんスか?」
「...」
「さっき下にいたよな。」
「...」
たくッ。なんでずっと首ふるだけ
なんだよ。
いっつも五月蠅いくらい
返事するのに。
「何か知ってるんスか?」
少し揺れた。
 図星か。
「言え。」
「やだ。」
「教えろっす」
「寝る」
「おい!「寝ろ!!」
いつもより厳しい顔で。
我ながら今思う。
俺達兄弟の仲え
本気だせば一番怖いんだ。
いつも笑ってるから。
誰も知らないんだ。
特に
友人とのケンカだったら
笑って見ている。
でも、
家族内だったら。
セシルが怒る前に
いつも終わる。
ヴァンがいるから。

とすッっと布団にはいってしまった。
しかも電気切られた。

「なんだよ...」

呟いて
俺とスコールは布団へ行った。

〜朝〜

「おはよう」
「おはッス!」
「おはよう^^」
「wolか、クラウドとかいないッスか?」
「3人ならどっか出かけたよ?」
「な...!」
話あるんじゃなかったのか!?
 横を見ると
スコールもイライラしていた。
わかるッスよ。その気持ち!
「さっきメールきたけど
 庭にスコールとティーダ来いってさ。」
「...」
「...」
「行くっすよ!」
こくっとうなずいた。


「やっと来た。」
「遅い」
「さっき教えてもらったんスよ!」
「だろうな」
「...」
「後ろの人誰ッスか?」


「やはり
 覚えてないか..。」
「は...?」
「親だよ。お前達の」
「...?」
は?親?
俺達に親なんているのか?
だって。ずっとここにいて
それで...
見たことない。
誰だよ?
  覚えてない?
「もう一度言う。
 2人の本当の 
   家族だ。」
え...っと。
ライトやセシルとかが家族で、
スコールとヴァンは三つ子
みんなとは兄弟で。

「嘘ついてたのか?」
「ティーダ...」
「みんな知ってたのか?」
「...」
「何か言えよ」
「まぁフリオニール達はな。
 ヴァンも。だが、ジタンやルーネスは
 知らない。」
「信じてたのに。」
「すまないな」
「じゃあ、その俺の『親』っていうのは
 どっち?」
「いかつい方」
「やだなー」
「おい。」
「【ジェクト】だ。」
「で、こっちが【ラグナ】」
「まぁ。ここからが本題だが。
 2人とも。
 彼らと暮らしたいか?」
「え...?」
「一緒に暮らしたいと言っていてな」
「俺達は本当の家族と暮らした方が
 後先そっちの方がいいと思ってな」
「でも...。」
「2人が決めることだ。」
「俺はここに残る。」
スコール?
「ラグナはいいのか?」
「へッ?別にいいよ〜
 顔見れたから〜」
「軽いな」
「ティーダは?」
「...残る...。」
「ジェクトはいいか?」
「...!あぁ。かまわねえぜ」
「こっちも軽い」

なんか深く考えて損した。


〜夜〜

「なぁ。俺や、スコールは親いるけど
 ヴァンにはいんの?」
「気になるな」
「俺には...
 いない」
「へ?」
「家族。いないんだ。」
悲しい顔だった。
「死んだ」
衝撃的だった。
いつも笑うのは
KYなマネをするのは。
思い出したくないからだ
「ごめん」
「いや。いいって!」

今日はもう寝た。

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あきゅろす。
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