[携帯モード] [URL送信]
12



突然の暗闇に一人私は立っていた。

向こうに見える明るい場所には、姉の『千鶴』が中心になって家族でわいわいと楽しそうに話しをしている。


私も向こうに混ざって嬉しそうに姉の言う言葉に笑っていた。



幸せだった。



本当に幸せだった。






しばらくすると、姉の姿が自然と薄ががったようになり、そしてその場から消えていった。




「千鶴!!」


泣き叫ぶ声。



一気に明るい情景から悲劇的な雰囲気に落ちる。


まるで天にいたのに地におとされてしまったようで、私と両親はみるみる内におかしく狂っていくようになった。



何故?




何故神様は千鶴を持っていってしまったの?









千鶴を、千鶴を返して!!!






[*前][次#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!