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時折くぐもった苦しそうな声を漏らし、体を震わせるクララの様子を愛しく思いながら、深いキスを何度も何度も繰り返す。

クララは息が続かないのかもうやめろ、と俺の肩を押しやりキスから逃れようとする。

しかし俺は名残惜しくて中々唇を離すことが出来ない。

「ふっ…ぁ……っ」

クララの瞳に生理的な涙が溜まり始め、抵抗していた力が抜けて行くのがわかり、俺は慌ててキスをやめる。


「意味が…わから…ねぇ…」


腕で顔を隠し、吐息混じりにそう訴えるクララを見て、体温が上がるのがわかった。

クララの上着の中に腕を侵入させ、手触りのいいクララの肌の感触を確かめながら再びキスを繰り返す。

「は…ぁっ……」

震える手で俺の上着を掴むクララが愛しい。

「っ…」

キスを止め、あらわにしたクララの胸元に顔をうずめると、クララの体が大きく反応した。


淡く色づくそこは、男のものとは思えない程に繊細な作りをしていて、綺麗な色をしている。


唇でまだ柔らかなそこを撫で、舌を優しく押し付ける。

反対側の突起も指の間接で挟み、強弱をつけながら愛撫する。

次第に色濃く立ち上がっていくその突起がいやらしくて、俺の舌や指が触れる度に体をよじらせるクララがエロ過ぎる。

直ぐにでも、その体を強引に割り開き、欲望のままに無茶苦茶に抱きたい。

俺だけにしか見せない、俺をただの男にしてしまう、クララのエロ過ぎるあの瞬間を見たい。

しかし俺は、無理矢理自分の欲望を抑えつける。

俺は知っているから。

今のこの瞬間も、クララが怯えていることを。

「クララ」

自分の腕の中に顔を隠し、固く歯を食いしばって震えているクララが健気過ぎて、本気でどうしようかと思う。

既にいっぱいいっぱいのクララは、おそらく自分を恥じ、自虐的になっている。


「クララ、平気か」

「平気だ」

俺が平気かと聞けば必ず平気だと言う。

そんなにも声が震えていると言うのに。

「クララ、顔を見せろよ。今どんな顔してるのか見たい」

クララの腕をゆっくりと解いていくと、それはもう目に毒としか言いようがない顔をしていた。

目元は朱く染まり、今にも泣き出しそうな、涙を堪えるような顔をしたクララに俺は息をのむ。


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