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Trip Sisters!
放課後と風紀



放課後ー

ツ「んんーっ、やっと1日が終わった」

獄「本日もお疲れ様です10代目!」

ツ「うん。あ、主人公の名前ちゃんもお疲れ様」

「お疲れ様です。あ、武君は部活ですか?」

ツ「もうすぐ大会近いんだって」

「そうですか」

いまは秋だから、秋の大会かな。
武君ほんとに頑張ってるんだなぁ。

姉「ツナ君ーーー!!!!」

ツ「!」

「お姉ちゃん」

姉「会いたかったよおおおお!!」

またもやすごい力で抱きつくお姉ちゃん。ほんと、愛が容赦ない。

獄「10代目から離れやがれ!!」

姉「うるさい駄犬!」

獄「んだとぉ!?」

雲「君達うるさいよ」

「あ、雲雀さん」

そうだ、私放課後応接室に行く予定だったんだ。
なんか普通に帰ろうとしてた。

帰る……?

雲「主人公の名前、風紀委員の仕事…」

「ああぁっ!!!」

雲「!?」

ツ「どうしたの!?」

忘れてた………。
帰るって…

「私達、帰る場所ないじゃん」

姉「あ」

どこに帰るの……。

雲「帰る場所がないってどういうこと?隣の隣の隣町から引っ越してきたんでしょ?」

「あの……えっと」

ああ、秘密がバレました。
こんなに早くバレるのは初めてです。
仕方ありませんよね。

?「お前ら困ってるみたいだな」

「?」

ツ「リボーン!!」

リ「ちゃおっす」

姉「リボーン!!」

下駄箱のところに現れたのは小さな赤ちゃんサイズに黒いハット。
間違いなく、漫画で見た通り。
リボーンでした。

リ「よぉ、苗字姉妹」

「初めまして、主人公の名前です」

リ「知ってる、ツナに抱きついてんのは姉の名前だな」

姉「そだよー!」

はて、なぜリボーンくんが私達姉妹のことを知っているのかはわかりませんが…とりあえず困ってます。

「困ってますリボーンくん」

リ「そのことだがな、姉の名前はツナの家で預かれるぞ」

姉「ほんと!!?」

リ「あぁ、ママンから許可をもらった」

ツ「何してんだよリボーン!!」

リ「うるせぇ」

姉「わーい、ツナ君家!」

どうやらお姉ちゃんは綱吉君の家でお預かりしてもらえるみたいです。

「綱吉君、迷惑かけてごめんなさい。姉を、どうかよろしくお願いします」

ツ「あ、うん……わかった」

リ「で、主人公の名前だが……」

「私は…」

まさか私は野宿ですか。
構いませんけど。

リ「野宿なんてさせねぇ」

「心読めるんですか」

リ「ヒバリ、頼めるか」

「え…」

私の預かり場所が……雲雀さんの家?
そんな、そんなの…私っ!

雲「構わないよ」

「いいんですか!」

リ「なんなら姉と交換してもいいぞ」

雲姉「「お断り」」

息が合うなんて本当は2人とも仲がいいんじゃないのかなぁ…なんて嫉妬しつつ思ったりしましたが、雲雀さんが構わないというのであれば大人しくお言葉に甘えることにしました。

雲「とりあえず、主人公の名前は風紀委員の仕事があるから連れてくよ」

リ「あぁ、しっかりやれよ妹」

「リボーンくん、ありがとうございます」

リ「ほんと、アイツに似てんな主人公の名前は」

「なにか言いましたか?」

リ「いや、がんばれよ妹」

「はい」

リボーンくんにお礼をし、みんなに一礼してから校舎へと入っていく雲雀さんを追いました。



姉の名前sideー

姉「わーい、ツナ君家!」

獄「コイツ大丈夫なんすかね、10代目」

ツ「悪い人ではないんだし、大丈夫だよ」

姉「そうだよー!」

主人公の名前姉は雲雀に取られちゃったけどツナ君の家にお邪魔出来るから今日は見逃してあげよう!!

リ「姉の名前はツナのことになると、ほんとに上機嫌だな」

姉「そりゃまーツナ君だもん

上機嫌にならないわけがないよ!

獄「それでは10代目、俺はここで失礼致します!!」

ツ「あ、うん。また明日ね」

獄「はい!おい苗字!!てめぇ10代目になにかしやがったらただじゃおかねぇからな!!!」

姉「ほいほい」

散々私に文句を言いながら帰っていく獄寺をニヤニヤしながら眺めてました☆

ツ「主人公の名前ちゃん、大丈夫ですかね」

紫「主人公の名前姉?あー……」

リ「ヒバリのことだ、主人公の名前にはなにもしねぇだろ」

リボーンはそう言ったけど、やっぱり姉としては可愛い可愛い主人公の名前姉のことは気になる。

でも考えても答えが出ないし、いまから並中に戻るのも面倒なので、もやもやしながら帰りました。


応接室ー

「雲雀さん、終わりましたよ」

雲「ワォ、早いじゃない。そこ置いといて」

「はい」

雲雀さんから頼まれた風紀委員としての初仕事、図書室の本について。

最近図書室に入荷する本の数が増えてきたので、本棚を新しく設置することにしたのだが置く場所がわからず、風紀委員に回ってきたのだ。

「結局、隅の方に設置という形になりましたけど」

雲「スペース的には充分な場所なんじゃない?」

「こんなの風紀委員の仕事なんですかね」

雲「くだらないけど、やらないとだからね」

「そうですね」

さすが雲雀さん。
並中に対する想いは人一倍強い。
私の仕事は、そんな雲雀さんを支えること。
こんな建築仕事でうだうだ言ってる場合じゃない。

雲「ねぇ、さっきの話なんだけど」

「!」

雲「君達は、本当はどこからきたの?」

「…私達は」






姉「現実世界から来たの」

ツ「現実世界?」

姉「ここより全然違う世界」

ツ「どうして」

姉「なんでここに来たのかはわからない。家で昼寝してたら突然この世界に来ちゃってたから」

リ「やっぱり。俺が変な気を察知したのは、お前らだったんだな」

姉「リボーンならなんとなく知ってるんじゃないかと思ってたよ」

リ「さすが長女だな」

紫「まあね。だから、突然帰るかもしれないし、もしかしたら一生帰れないかもしれない」

ツ「そんな……」





雲「いつか、消えるかもしれないってこと?」

「そうかもしれません」

雲「そう…」

「嘘ついて、ごめんなさい」

雲「…別に、それはいい」

「……」

うぅっ、気まずい。
別に嘘ついてまで並中に入学したかったわけじゃないし、とりあえず入っておけばこの町の情報は入ってくると思ったから……

完全に私のミスだ。


雲「帰るよ」

「え」

雲「お腹、鳴ってるよ」

「わっ、わわわっ……!」

私、無意識のうちにお腹鳴ってたの!?
もーやだ、恥ずかしすぎる。

雲「くすっ…早く帰って晩御飯食べよう」

「はい……///」

たぶん、晩御飯の用意をしてくれてるのは風紀副委員の草壁哲也さん。

ありがとうございます。

雲「主人公の名前、好きな食べ物とかあるの?」

「あ……オムライスとか、好きです」

雲「オムライスね」

少し暗くなった帰り道。
雲雀さんの隣を歩いて、好きな食べ物の話しで話しが続きました。

とても幸せでした。


沢田家ー


姉「ツナ君ー

ツ「姉の名前さんっ、肉じゃがこぼしてる!!!」

奈「あらあら、つっ君モテモテねぇ」

ラ「もてもてぇ?」

イ「姉の名前サンッ、モテモテ!」

リ「これはこれで楽しくなりそうだな」

ビ「そうね」

ふ「新しいランキングが楽しみだよ!」



さてさて、これから新生活の始まりです!!!



Fin*°


ATOGAKI*°
執筆してて思ったんですけど、新生活ってトモダチコレクションでありましたよねw
3DSのやつ。
あれめちゃくちゃ欲しくて、いま頑張ってお仕事してお金貯めてるんですよww
妹が3DSなくしちゃったから本体から買わなきゃいけなくて……つらいですw
それはさておき!
読んでくださりありがとうございます😅

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