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Trip Sisters!
それぞれの教室



2-Aー (綱吉side)

先「はい、みんなも知ってる通り今日は転入生がやってくるぞー」

男「女ですか!!?」

先「喜べ、噂じゃかなりの美少女だ」

男「うひょー!!」

ツ「苗字さん、のことだよね」

獄「妹の方ですよね、確か」

山「人気だなー、主人公の名前」

ツ「山本、フレンドリーだね」

まさかもう下の名前で呼んでるなんて…さすが山本と言うべきなのか。

先「入ってこい」

「はい」

ツ「…」

そう言えば、あの子って最初からオレ達に敬語使ってたけど……お姉さんよりかなり礼儀のある人なんだなぁ。

先「自己紹介してくれるか」

「はい。苗字主人公の名前です、よろしくお願いします」

ぺこりとお礼した彼女の髪はサラリと数本下に垂れた。
真っ黒な長いストレートに、吸い込まれそうな大きな紫色の瞳。
聞いているだけで癒されそうな声。

一目惚れに近かったのかもしれない。

先「席は…沢田の隣が空いてるな」

ツ「!」

幸運だった。
オレの隣の席は数ヶ月前に転校した男の子だったので、ずっと一人だった。
まさか主人公の名前ちゃんがくるなんて…
ラッキーすぎる。

「よろしくお願いしますね、綱吉君」

ツ「よ、よろしくっ」

優しく微笑む彼女にオレの顔はきっとリンゴみたいに、赤くなっていたのかもしれない。
京子ちゃん以外のこんな可愛い女の子、初めてだ。

昼休みになってから、主人公の名前ちゃんの席には男子が大勢集まっていて、主人公の名前ちゃんのメアドを聞き出したり彼氏はいるのかなどと良くある質問を多数していたが、主人公の名前ちゃんはなんとそれに全て答えていた。

男「メアド教えて!」

「すみません、もう少し仲良くなってからでお願いします」

男「彼氏いるの!?」

「気になる方ならいますが誰かは内緒です」

ツ「……」

少し離れた場所から聞いていたけど、その気になる人はオレも気になった。

主人公の名前ちゃんの……好きな人。
今日1日、オレの頭の中はそのことでいっぱいだった。


3-Aー (姉の名前side)

先「今日は転入生を紹介するわよー」

了「むうっ!?極限に女子か!!?」

先「飛び付くと思ったわ、女の子よ」

了「それは極限に気になるぞー!!」

姉「あぁ……憂鬱だ」

まさか年齢的なあれこれでツナ君と教室が違うだなんて…計算外だった。
しかも雲雀恭弥に主人公の名前姉取られちゃうし!!!

だいたい雲雀は前から主人公の名前姉のこと奪いすぎなんだよ!!
(主人公の名前姉が夢中になってるだけだけど)

くそー……放課後絶対ツナ君にぎゅーして癒されてもらうんだから!!
そして主人公の名前姉を雲雀の魔の手から開放するんだ!!!

その為なら了平とだってワンラウンドでもツーラウンドでもなんでもしてやる!!!!!(意味違う)

先「入ってきていいわよ」

姉「初めまして、苗字姉の名前です」

作り笑い作り笑い。
私の真の笑顔はツナ君と主人公の名前姉の前だけよ!!!!!

了「ぬおおおお!!!極限に姉の名前か!」

姉「!」

初対面で呼び捨てだと!?
ツナ君にもまだ呼び捨てで呼ばれたことないのにー!!!!

姉「初めまして」

耐えろ!耐えるんだ苗字姉の名前!!
放課後までの我慢ー!!!
我慢強い子は愛情上手ー!!


それぞれ、教室の中で格闘していた姉と綱吉でした。



Fin*°


ATOGAKI*°
悩んでます。
綱吉君は姉とくっつけるべきか原作に沿って京子ちゃんにすべきか、優しさを感じる妹ちゃんか!
めちゃくちゃ悩んでます!!
この小説だと綱吉君はいろんな子に浮気しそうだな………危ないww
悩みますが、みなさまからのコメントで決めさせていただきますので、どうかお気軽にコメントください!
読んでくださりありがとうございます😄

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