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Trip Sisters!
🎃trick or treat🎃


ハロウィン、当日ー


紫「Trick or Treat!」

花「あら、可愛い悪魔ね♪」

姉「ふっふーん、主人公の名前とお揃いなのだっ💕」

花「そう」

京「Trick or Treat!」

花「あら、これはまた可愛い天使ね」

京「えへへ、そうかな」

花「とっても可愛い!はい、2人とも。ハッピーハロウィン♪」

姉「花ちゃんありがとー!」

京「ありがと、花!」

姉「さて、主人公の名前は大丈夫かな?」


応接室ー

「雲雀さん!Trick or Treat!!」

雲「ワォ、言えるようになったんだ」

「いつまでも言えないままだと、雲雀さんからお菓子はもらえませんからね!!」

ハロウィン、当日。
今日はわざと雲雀さんと登校する時間帯をずらして登校してきました!!

雲「お菓子ね、一応用意したけど……イタズラでも構わないよ?」

「なっ!!」

イタズラって……!!
雲雀さんの要求するイタズラは普通のイタズラとは違う意味な気がして怖いなうです……。

雲「ねぇ、どうする?」

「え、ちょっ……」

壁に押し付けられてる!!
いやいや、ここでキスられても私の心臓がTrick or Treatしちゃいます!!
(何言ってんの私!)

ディ「よぉ!」

「ディーノ!」

タイミング良く応接室に入ってきたのは、跳ね馬ディーノ。
たまにはいいことするじゃん!!

雲「チッ」

約1名舌打ちしたけど気にしなーい。

「どうしたんですか、ディーノ」

ディ「今日はHalloweenだろ?お前らにお菓子持ってきたんだ!」

「お菓子!!?」

雲「ふうん?」

ディーノは大きな紙袋から箱を取り出して、ガラス製のテーブルに置いた。

ディ「じゃん!スフォリアテッレだ!」

雲「なにそれ?」

「パイ生地のようですね…」

ディ「イタリアのナポリ地方で有名な焼き菓子だ!!ハロウィンにはちょうどいいかと思ってな!」

「なるほど…」

確かに形状もどことなく……ハロウィンっていうか、貝殻みたいな形ですけど…甘くて美味しい💕

雲「まぁ、悪くないんじゃない?」

雲雀さんが食べる手を止めてない!
余程美味しいお菓子なんだろうなぁ。
(実際美味しかったですけど)

ディ「なぁ、一ついいか?」

「なんですか?」

お菓子を食べている私を凝視しながら真剣な顔で声をかけたディーノ。
え、なんですか。

ディ「Halloweenは仮装するんだよな?」

「えぇ、そうですよ」

今日は学校の人達の大半は仮装してると思いますよ?

ディ「主人公の名前はどうして仮装してないんだ?」

「えっ」

確かに、私はいま仮装してませんけど。
それいま言うんですかディーノ。

雲「そう言えばそうだね。君、仮装はどうしたの?」

お菓子を食べながら話しに混ざってきた雲雀さん。
いやいや、貴方も聞くんですか。

「放課後、人がいなくなったら……ひ、雲雀さんにだけ…見せる予定だったんです…」

ディ「え…」

雲「ワォ」

「す、すごく恥ずかしい衣装だから!!校内の人達に見せるのはい、嫌だけど…雲雀さんになら…………」

って……何言ってんの私ー!!!?
恥ずかしい。これを言ってる自分が一番恥ずかしいよ!!

ディ「そういうことなら、俺は邪魔かなー♪」

雲「うん、邪魔だよ。やっと気づいたの」

ディ「あ、なんかそう言われると邪魔したくなるのはなんでだろう」

雲「は?咬み殺すよ」

「え、ちょっ…」

いきなり雲雀さんとディーノが臨戦態勢!!?
わっ、私…何か変なこと言った?

ディ「とりあえず、菓子は草壁用にも取っといたから後はよろしくな、主人公の名前」

「え、えぇ…ありがとうございました」

ディ「じゃーなー!」

そう言って廊下で待っていたロマーリオさんと応接室を出たディーノ。
なんだか、楽しむだけ楽しんで帰っていったような……。

雲「やっと消えた」

「静かになりましたね」

ディーノがいなくなって、少しの静寂が応接室に漂う。

雲「………」

「………」

な、なんだか気まづい……。
雲雀さんといて何度か静かになったことはあるけど…やっぱりこれは少し気まづい。

そういえば、お姉ちゃんはどうしてるんだろう。
もうお昼過ぎだし、ちゃんと綱吉君に仮装見せたのかな。
てか、綱吉君はあんな可愛い魔女服着て獄寺君達に襲われたりしないかな。
そうなったら一応、助けるけど…。

雲「ねぇ」

「はいっ!?」

いろいろ考え込んでたら雲雀さんがお茶飲みながら声かけてきた!

雲「着ないの?」

「………へ?」

雲「衣装。跳ね馬はもう消えたし邪魔者はいない。だから、着ないの?」

「………あ、はい。着ます」

なんだ、衣装のことか。
びっくりした…いきなり着ないの?とか言うからなんのことかと思った。

「じゃあ…ちょっと着替えてきますね」

雲「うん」

なんだか雲雀さんの顔がすごい優しい顔してる。
いままで見たことないくらい。

とりあえず応接室を出てすぐそばにある女子トイレに入ってハルちゃんに用意してもらっ小悪魔衣装に着替える。

「あ、改めて着るとすごく恥ずかしい格好なんだなぁ……//」

これ、ほんと雲雀さんに見せたら風紀が乱れて咬み殺されたりしないよね…?

「あ、あの…着替えました」

一応、見せるまでは白い布で隠して着ました。
お楽しみということで。

雲「うん、いいよ」

「じゃあ…」

ハラリと布をとって衣装を見せる。
うー…見せてるこの状態もなかなか恥ずかしい。

雲「………」

「?」

雲雀さん、ポケットの中を漁ってる?
なにか探し物かな?

雲「あった」

「携帯?」

雲雀さんが私に携帯を向けた瞬間バシャッという音と共に、携帯のカメラ機能で連写されていることに気づいた。

雲「あ、動かないでね」

「え!?ちょ、雲雀さん?」

無言でバシャバシャ撮ってますけど!
ちょ……でも、気に入ってくれたってことなのかな。

雲「うん、良かったよ」

撮り終わったのか満足そうな顔をする雲雀さん。

「えっと、気に入って頂けたのなら…良かったです」

雲「うん、可愛い」

「!!!」

かっ、可愛いって……///
人生初、雲雀さんに可愛いという一言を言われた。
ずっと画面の中や紙の中にいた、手の届かない人に…大好きな人に。

「Happy Halloweenです!雲雀さん」

雲「お菓子は後でね」

「あぅ…わかりました」

やっぱり校内でお菓子はだめですよね…しょぼん。

雲「いまは、こっちのお菓子が欲しいからね」

「!」

お菓子って……!




Trick or Treat*°
甘いお菓子をくれなきゃ悪戯しますよ?





Fin*°


10.31

〜ATOGAKI〜
ハッピーハロウィンです!!!
妹ちゃんと雲雀さん中心の内容でした!!
スフォリアテッレはイタリアのお菓子を探してたらでてきたものなんです。
もっとハロウィンっぽいお菓子にすればよかったといまさら後悔……(´・ ・`)

ですが、まだまだ続きますハロウィン。
作者はハロウィン大好きなので(*`・ω・´)

Trick or Treat!

読んでくださりありがとうございます🎃💕

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あきゅろす。
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