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Trip Sisters!
ハロウィン前日のお話し




10月30日、応接室ー

「ハロウィンとは、10月31日に行われる仮装行事。古代ケルト人が起源とされている……なるほど」

雲「ハロウィン?」

「もうすぐじゃないですか、ハロウィン!」

10月30日、ハロウィン前日。
並中も31日のハロウィン当日には、お菓子の持ち込みも仮装も、OKになっているということをさっき京子ちゃんに聞いてハロウィンのことを調べている主人公の名前です。

雲「あぁ…」

「仮装かぁ…どんなのにしようかなぁ」

応接室に置いてあった、全国にある行事のことが細かく書かれている分厚い本のハロウィンのページを開きながら、当日に着る衣装を考える。

たぶんハルちゃんがハロウィン用にコスプレを作成していると思うから、その中から選ぼうかな。

「うーん…魔女とかカボチャの被り物がメインの衣装みたいですねぇ」

雲「…意外だね」

「え?」

雲雀さんがソファーに座って、衣装を調べている私を見ながら微笑んだ。

雲「君がハロウィンに興味あるなんて」

「行事関係は好きですよ?楽しいし!」

雲「ふぅん?」

私とは反対に、あんまり興味なさそうにする雲雀さん。
というか…行事に興味がなさそうに見えた私って……雲雀さんに真面目キャラだと思われてるの?

いや、いやいや、べつにいいんですよ?
見方は人それぞれですし!!
私がそれにあれこれ言う権利もないですし!!
……あぁ、こんなに考えたりするから真面目だと思われたりするんだ…。

「深く考えすぎるのは…私の悪い癖ですね」

雲「そうだね」

「あっ」

思わず声に出してた!!!
あー、もう恥ずかしい…。

雲「まぁ、楽しみにしてるよ」

「え?」

雲「君の仮装姿。そんなに百面相してるんだから、かなりおもしろい仮装なんでしょ?」

「あっ…はい!頑張ります!!」

雲雀さんに楽しみにしてると言われたからには…張り切って仮装しなくては!

沢田家ー

ハ「はひーっ!主人公の名前さんキュートですぅ!!!」

「そっ、そうかな……//」

放課後、雲雀さんに許可を頂いて早めに風紀委員の仕事を終わらせて綱吉君の家に、ハルちゃんと京子ちゃんとお姉ちゃんと綱吉君と私で、ハロウィンの仮装を選んでいました。

姉「主人公の名前姉、可愛すぎ!!」

「あ、ありがとう?」

いま私が着てるのは小悪魔みたいな服。
黒が主役で胸元が紫色の薔薇で隠されているなかなか可愛い服装だ。

そしてなにより…恥ずかしい!!
こんな露出の多い仮装、アメリカの人やアイルランド人の人達に迷惑なんじゃないのかな!?

姉「あとは頭に魔女さんの帽子で!」

「わぷっ」

お姉ちゃんが私の頭に被せたのは、衣装と色合いが同じ黒がメインで右側に小さな紫色の薔薇が飾られていて、その薔薇から紫のリボンが長く垂れている。

姉「うん、バッチリ!」

京「主人公の名前ちゃん可愛いよ!」

「あ、ありがとうございます…//」

ハ「はひー、あとは京子ちゃんと姉の名前さんですね!!」

ハルちゃんは大きな袋からたくさんの衣装を取り出した。
全部で10着くらいあるのにたった2日で作りあげたのだから、本当にハルちゃんって凄い。

ツ「あ、あのー…」

姉「うん?どうしたのツナ君」

みんなで衣装を決めている中、1人顔を真っ赤にしながら手を挙げた綱吉君。

ツ「お、俺は一体どうしてここにいるのでしょうか……」

ハ「はひ?」

京「え?」

姉「んん?」

綱吉君の言葉に約3名が不思議そうに首を傾げた。

ツ「いやいや!なんで首傾げたの!?」

姉「むしろなんでここにいようとしないの????」

ツ「!!?」

お姉ちゃんの言葉に頭がパンクしそうな綱吉君。
まぁ、無理もないよね。

「お姉ちゃん、変なこと言うのやめて」

姉「だってー」

「綱吉君、ごめんなさい。こんな所にいても全然楽しくないのに…」

ツ「いや、そういうんじゃ…」

男の子1人、こんな女の子に囲まれるハーレム状態なんて複雑だよね。

「でも安心して。綱吉君の衣装もちゃんとハルちゃんに用意してもらったから」

ツ「………は?」

ハ「ツナさんには、魔女さんが似合うと思うんですぅーー!」

ツ「……え?」

ハルちゃんが綱吉君の前に出した可愛いピンク色で、フリルが装飾されているなんとも男の子が着るような衣装ではないもの。
でも、きっと綱吉君なら可愛らしく着こなしてくださるはず。

姉「しかもチョイスは京子ちゃん!」

京「衣装材料を調達したのは姉の名前さん!」

ハ「製作したのはこの三浦ハルです!」

恐怖の3人が集まってしまいました。
ごめんなさい、綱吉君。

ツ「え、えっと…」

「綱吉君、これもボンゴレボスになるための試練だと思って乗り越えてください」

ツ「そんな試練絶対にないと思う」

「私はこの衣装のまま応接室に向かうんです。綱吉君はあの魔女服で獄寺君達に会うだけです」

ツ「ま、まぁヒバリさんに会うよりマシかな………」

「獄寺君やお姉ちゃんに襲われたら遠慮なく呼んで下さい、すぐ助けに行きます」

ツ「ありがとう!」

と、いう約束をしたので綱吉君はすんなりと衣装合わせに付き合ってくれました。

その後もなんとか全員分の衣装決めは終了し、みんなでハロウィン用のお菓子を買って、その日は終わりました。



「ふふふ、明日が楽しみだなぁ」

雲「衣装決まったの?」

縁側で明日のことを楽しみにしていると、着流し姿の雲雀さんが衣装のことを聞いてきた。

「はい!もうバッチリです!!」

雲「ワォ、それは楽しみだね」

「トリックオワトリート、しちゃいますよ!」

雲「Trick or Treatね」

「わあああ、英語苦手なんですー…」

雲「そう言えば、英語は98点だったね」

「うっ」

ハロウィンから英語の話しになってしまった……。
まぁ、でも仕方ないか。

雲「何を間違えたの?」

「……ほんと、致命的ミスなんですけど…」

雲「なに?」

「好むって意味のLike、あるじゃないですか」

雲「うん」

「最初の大文字、LじゃなくてRにしちゃったんです」

雲「あー…LikeじゃなくてRikeにしちゃったんだ?」

「98点は、それで2点減されたからです」

雲「なるほどね」

「ほんっと悔しい!次の中間、絶対満点とってやるー!!」

雲「負けず嫌いだね」

「何事も1番がいいですからね!」

雲「そう」


「明日のハロウィンも、私の仮装が1番です!!!!」


明日、どうか楽しいハロウィンになりますように。




Fin*°


ATOGAKI*°
もうすぐハロウィンが近いのでハロウィンにしてみました!!!
ハロウィンのことは、Google先生で調べました。
すぐに出てきたんで世の中すごいなってプチ感動してました作者です。
機械音痴なので簡単な作業でもすごく時間がかかります作者です。
名前変換のときもかなり焦りました作者です。
しかも1話で終わらず続きます作者です。
読んでくださりありがとうございます😌

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