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異世界の姫君
記憶のない居候


もう、日は沈み

夜行性の動物達が動き出す夜になった。



や..武さんと獄寺さんは、帰るのが遅くなるといけないと、リボーンさんがそれぞれの家に帰らせた。


武さんは、「又、明日な♪」と手をふって笑顔で帰っていたけど、獄寺さんは「まだ残ります!」と言ってた。けれど、リボーンさんに一喝され渋々帰っていった。

ついでに、シャマルって言う凄い、
お医者様も、リボーンさんに帰されてた。

すっごい嫌々な顔で帰っていった。

ふと、思ったのはリボーンさんって赤ちゃんのくせに凄いなと思った。



私はというと、もう体調もそんなに悪くないので何処に泊まろうか考え中だ。


私が着てた団服は、返して貰えたので何処にでも行けると思う。


ちなみに団服は、沢田さんのお母さんが綺麗に洗 って返してくれたので、凄く良い匂いがする。



問題は、此処が何処かなのだ。




私が知らない国何て無いと思ってたが、明らかに此処が何処か分からない。

教団でも、日本人が生きてる何て聞いたことないし、ましてや資料でも見たことがない。


教団や中央庁が把握していない、国かあるいは街、村があるってことですよね。



ん?てことは、この団服のローズクロスの模様意味ないじゃないですか!


教団側が把握してないってことは、こちら側も教団やエクソシストを知らないってことですよね!?



はあー..何で私異国の地にいるんですか..


千年伯爵の馬鹿ー!!!


教団に帰れる方法分かるまで野宿でしょうか..;


任務とかで慣れてるけど、慣れちゃってるけど
でも、嫌だー!!!


夜怖いじゃないですかー!

任務の時は、探索部隊やたまに、他のエクソシストと同じで一人で寝ないんですよ。


あーどうしよう!




「おい、唯!」


「 ..えっあっはいっ!!」

いきなりリボーンさんに名前を呼ばれた。

野宿どうしようか考えていたので、すぐに返事が出来なかった。

リボーンさん、さっきまで私の事お前って呼んでたのに、突然私の名前で呼ぶからビックリしちゃった…


「 お前は今日から、記憶が戻るまで此処に住むんだぞ」


「えっ…!?なっ..何でですか!?」


「 お前の治癒能力は、
他のマフィアに狙われやすいんだ。
だから、狙われる前に一様ボンゴレで保護って訳だ。
記憶が戻るまでってのは、唯の記憶が戻って帰る所があるって言うならそこに連れていってやるって事だ。ちなみに、拒否権はねーからな。」


マフィア?ボンゴレ?

何かよく分かんない言葉ばっかりだけど、私をこの家に泊めてくれるんだ。

良かったこれで、怖い森とかで野宿しないですむ。


..…でも、本当に良いのかな?此処に置いてもらって…


「あの、沢田さん本当に…良いんですか?」

リボーンさんは言いっていってるけど、
沢田さんからは聞いていないので

ちゃんと、聞かなきゃいけない。


「 あっ..もちろん!母さんも言いって言ってたし、俺も琥月さんの事心配だったから、此処に居れば悪い奴が来てもリボーンや俺や山本や獄寺君で守れるしさっ!」


「 …じゃあ、お言葉に甘えて…その…宜しくお願いします。」


「こ…此方こそよろ「これから、宜しくな唯」俺の言葉に被るなよ!リボーン!!!」



「クスッ…ありがとうございます。沢田さん、リボーンさん。」




此処にいる人は良い人です。





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あきゅろす。
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