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…3。






もう一度、まだぬくもりの残るシーツにダイブすると、ぼんやりとベッドサイドの目覚まし時計に視線を向けた。



「んー…ん?」



…あれ?気のせいかな?
いつもよりも大幅に過ぎた時刻に見えるんですけど…。



「!!ヤバッ、遅刻!」


急いで飛び起きると、予想外の痛みにそのまま固まった。



「痛…い…」



節々の痛みに四つん這いでプルプルと手足を震わすと、そのまま動く事も出来なくてどうすればいいのか。



これってあれだよ。筋肉痛。
こんなに酷いのは久々だけど。

けど何でだ?
何で筋肉痛?



「………………………………………………………………あ!」



…そうだよ。昨日は体育祭だったんじゃん。


色々あって、今日から一週間の臨時休暇を手に入れたけど、朝比奈に課題を届けるんだって、子供みたいに駄々をこねたんだった。



…うん、ごめん。
すっかり忘れてたよ!



「イテテテテ…」



とりあえず、昨日の服のままの俺は、筋肉痛の体に鞭打ってバスルームへと向かう。


昨日はどうしても睡魔に勝てずに寝ちゃったけど、シャワーくらいは浴びてから寝れば良かった。
それでも、それほど不快感が無いのは、多分朝比奈にシャワーで流してもらったからだろう。






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