【リクエスト・過去作品サルベージ】 【守れない約束】X&Z+図書館猫のお話 今回はエロ少なめです 和尚に呼び出されて、文化局にやってきた親分 その目の前に現れたのは、まだ【使い魔】の契約を済ませていない人造少女 その正体は…和尚の顔馴染みの、図書館猫の幽霊だった……… 500年もその場所に居た彼女を、和尚は気に入っている御様子 押し寄せる機械の電磁波と、クラシカルな幽霊猫との相性は悪く 消えかけていた彼女を、こっそり魔界に連れ帰ってきたのだが もともと侵入者とガーディアンで、仲があまり良く無かったせいか 肉体を与えてやっても、一筋縄では使い魔になってくれそうもない 威嚇を繰り返すばかりの彼女に、手を焼いた和尚は 地縛霊・浮遊霊の扱いに長けた、親分を呼び出す事になったらしい さて、このまま魔族に転魔するのか?それとも輪廻の輪にもどるのか? その決定を少女自身にさせてやりたい…と考えた親分は 悪魔でも和尚の弟子としてでもなく、輪廻を司る閻魔大王として 少女に考える時間を与える、たった1週間しか持たないけれど 果たして少女はどんな結末を望むのか…そういうお話になります 匠さんの素敵イラストのお返しなので、エロは少なめの仕様ですが 猫幼女に振り回されて、困り顔の親分が、かなりの確立で出てきます 若干の根暗設定と流血があり、切ない系のお話になりますので そういう系列のお話が苦手な方は注意して下さいね 宜しく御願いしますm(_ _)mm(_ _)mm(_ _)m 納得出来た方のみ【次へ】に進んで下さい ↓↓↓↓↓↓ 日記にも書きましたが バチカン図書館及び・禁書室の捕捉説明を転記 禁書室ですが…図書館の奧にあると言うワケではなく、厳密には別の棟にあるそうです いくらセキュリティー上都合が良いからと、図書館の奥の部屋設定の禁書室に コンピューターが押し込まれる事は…普通ありませんよね?全くの創作です そして書籍も秘密文書も、剥き出しで保管されて居るワケではありません 一つ一つが丁寧に紙袋に収められ、その上から注意書きがされているそうです ネットで拾ったこの写真が本当にその場所の写真なのか?今ひとつ真偽が分かりませんが この書架に近いモノである事は、間違いなさそうです <禁書室と思われる写真> 宗教画の定義について、日本における「曼荼羅」と同じ意味があり 文盲の信徒達への図解の意味があったのは本当です 参考までに、バチカン図書館の外回廊(一般観光客)も踏み込める場所は、こんな感じ <図書館外回廊写真> つい最近補修されたので、もの凄く鮮やかですね、そしてゴテゴテしすぎ 限られた空間に情報量を詰め込みすぎると…こういう状態になるのは致し方ない事かも ちなみに美術館の方の回廊も似た様なモノです 我々はコレを尊いモノと想っていますから…薄気味悪さはあまり感じませんが キリスト教の定義を知らない人、又はそれに賛同しかねる方がコレを見たら 威圧感は感じると思うんですよね、親分じゃなくとも 自分と良く似た形のモノは、絵画であれ彫像であれ何らかの命を持っている様に感じる この感覚はアニミズム浸透している?日本人だけでは無いと感じています またバチカン図書館内の天井画ですが、ご覧の通り外回廊に比べると地味なモノです <バチカン図書館内部> 魔除けの様な紋様は描かれてはいますが…伝導用のイコンの様なモノはありません 作中には聖人の姿の肖像画がある等と書いていますが 現実は多分ないでしょうね…普通の教会とはレベルが違いますから 普通の教会では、多額の寄付を行った有力者の肖像画が 宗教画に紛れ込んでいる事は多々あります、ちゃっかり聖人や登場人物のコスプレ姿で その絵を描いた画家の姿まであるのも…よくある事です 悪魔様の顔の紋ではありませんが… 聖書の登場人物や聖人は、様式や服装、持ち物が決まってますから 実際み見た事のない彼等の顔が、有力者のモノになっていたとしても 差ほど問題にはならなかったワケですはい… 自己顕示欲の強い社長さんが、自分の銅像を建てるのと同じレベル? 因みにキリストについては…固定イメージが決められています そうじゃないと偶像がマチマチになってしまいますから 白人で痩せこけていて…のお馴染みのイメージは、随分後になって作られたものです 本来はユダヤ人であった筈のキリストが、あの姿であるワケは無いのですがね <繋がれた本> 繋がれた本も、古い図書館ではよくある事です 羊皮紙が一頭の羊から4枚しか取れないのも本当です 興味のある方は是非、羊皮紙の項目でググッてみてください 本が如何に基調で贅沢なモノだったか…お解りになると思います 今回の捕捉蘊蓄はこの程度で(^_^;) [*前へ][次へ#] [戻る] |