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絶対秘密の214.



「あのさ、明日って家に居る?居るんだったら学校来てくんない?お菓子作ったから貰ってほしいなーみたいな!・・・いや、一年間色々お世話になったし・・・そのお礼。食べたくなかったら鳩の餌にするなり焼くなり煮るなり好きにしていいからさ(笑)ってゆーかね、予想以上に沢山できちゃってさー」





別に、君にあげる為にわざわざ作ったって訳じゃないけど
別に、予想以上に沢山出来たって訳でもないけど
別に、いつも以上に綺麗にラッピングしたって訳じゃないけど


別に、暇じゃなかったら来なくていいけど

ホントは、捨ててほしくないけど

出来れば、「美味しい」って思ってほしいけど



そう思ってはいるけど、
受け取った瞬間にゴミ箱に捨てられたり
受け取った瞬間に踏み潰されたとしても

ぼくはきっと、笑って君を許すと思うんだ。





君だけに、なんて絶対秘密の214.
(明日会ったとき、君は笑ってくれるだろうか)


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