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部屋を追い出された3人は外へ出て、真っ白な光景を目の当たりにする。
「うわぁっ!
今年初めての雪!
きれいきれーい!」
「香奈は本当に嬉しそうですね」
「だって本当に嬉しいんだもの!
うわぁ〜っ!」
「よぉーっし、じゃあ雪といえばー?」
「雪、といえば…何?」
「何ですか、ラビ?」
ニッと満面の笑顔で笑うラビ。
「雪だるま作るさぁ!」
…と、いうわけで。
何故か雪だるまを作り始めた私達。
「なぁ、香奈っていくつ?」
「18歳だけど」
「へぇ、オレと同い年さ。
じゃあ、アレンは?」
「15歳くらいです」
「あ、オレの方が先輩?
じゃあアレンの事モヤシって呼んで良い?」
「はあ!?」
アレンが、持っていた雪玉を粉砕する。
「ユウがお前の事そう呼んでたぜ?」
「ユウ…?」
「え、アレン知らなかったの?
ユウって、神田ユウの事よ?」
「そうそう、今度呼んでみろよ。
目ん玉見開くぜ、きっと。
ま、次に会うのはしばらく先になるかもしんねぇけどな」
「どういう事ですか?」
「オレの予感だけど、今度の任務はかなりデカイ戦いになるんじゃねぇかな。
伯爵が動き出したんだ…ノアの一族の出現ってそういう事だろ」
「……僕は…人間を殺すためにエクソシストになったわけじゃない…」
ぼそっと呟いたアレンを見ると、左手を右手で握っていた。
そのまま、どこかに歩き出す。
「………」
「おい、どうした?
モヤシ」
「アレンです!!
ちょっと、歩いてくるだけです!」
「あちゃーやっぱガキだな」
「もう、アレンが嫌がる事言っちゃダメでしょ!!」
「んー…。
ちょっとアレンの様子見てくるわ」
「じゃ、私も…」
「香奈はもう中入って休んでろ。
まだ、完治したわけじゃねぇからな」
「…分かった」
中に入ると、まだ室長とブックマンは話していたので、しばらく自室で休んでいた。
だが、物凄い物音がしたので廊下に出てみると…。
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