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僕の部内戦争
僕の部内戦争 1日目 後半戦
まぁ、いつもよりはうるさくないが、
普通に部活・・・

と思っていたが、

俺の予想に反して面倒なことになった。


『あ!?隆太郎は俺らと
  3人で組むんだよ!!』

『ハァ!?ざけんな!!
  隆太郎はこっちにいただろ!?』

彰と陽一が俺の両腕をつかんで離しません。

駿と海斗は無言のにらみ合い。


なぜこんな状況に・・・?

てか、なぜ今日に限って顧問がいない・・・??


「え、ちょ・・・痛い!!
  とりあえず離してくれ!!」
『じゃぁこっちこいよな!!』
陽一が言った。
『離すのはこっちも一緒だろうが!!』
すぐに彰が言い返す。
『ふん!!お前に言ってねぇよ!!』
陽一が彰の前でぱん!と
一回手を叩いた。
彰が一瞬ひるんだ隙に
俺は体育館の端に
ズルズル引きずられていった。

遂に陽一、駿チームが俺を獲得した。

・・・調度よかった。
こいつらに聞きたいことはたくさんある。

「あのs『まぁ!!やっぱ俺ら同じクラスだもんな!!』
陽一が俺の話をさえぎった。

俺と陽一と駿は同じクラスだ。
俺は2年の4月から
この学校に転校してきた。
ことは今どうでもいい。
「あの、はなb『よし!!パス練するぞ!!!』

こいつはよほど人の話をさえぎるのが好きらしい。

こいつじゃダメだなw
と思って駿に近づいた。

「花火のこと、
  あいつらから聞いたんだけど・・・」
『あいつらなんなの?
  朝からずっとアレなんだけど・・・』
え?
「いや、なんか昨日の花火がどうとか
  いってたけど・・・?」
『何!?あれで怒ってたの!?』
陽一が話に入ってきた。
!?
無自覚だったの!?

『あれで怒ってたのか・・・
  ドタキャンってわけでもないのに・・・』
「といいますと?」
『いや、ちゃんと部活の帰り道あたりで
  メールしたんよ?』

・・・それでもドタキャンだよね?
とは言わないけど、
メールのことなんて
あいつらは一言も言ってなかった。

『まぁ、またあいつらのとこ行って
  詳しく聞いといてよ。』
駿がそう言って、
俺たちはパス練を再開した。


――――――――――――――――――――

「・・・と言っていますが・・・」

さっき陽一と駿に聞いたことを
そのまま彰と海斗に全部話した。

『は!?メールなんかどっちにもきてねぇよ!!』
彰が言った。
んだそれ。
『どのみち・・・ドタキャンはドタキャン。』
海斗がボソッと言った。
うん。
そりゃそうだ。
『てか、理由あるなら最初から言えよ!!
  なに隆太郎に言わせてん?』
彰はよっぽど怒っている。

「まぁ、2人とも、
  家帰ったらアイモード通信やれよ・・・」

センターにひっかかってるかもだし・・・。

『うん。』
海斗が快く了承してくれた。


その後の部活は、
ほとんどが俺の取り合いで終わった。

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