種な文章
3
あのデスティニーとの別れから数日後・・・・・。
一生乗らないって決めたけど、一応元愛機の命名『ピンクちゃんデスティニー』の様子は気になるっちゃ気になるので、俺は格納庫に様子を見に行くことにした。
『ピンクちゃんデスティニー』はきっちり整備されていて、色がピンクである以外には特に変わった様子はなかった。
まぁ、一応大事にはされているので、少しだけほっとしてる。
そんなちょっぴりの安心感に浸っている中、あの時の俺のような驚愕の声が格納庫の中を響いた。
「お、俺の機体がっ・・・・!」
俺は急いで新たな犠牲者の声がした方へ駆けていく。
半分は少しくらいなら助けてやれるかもっていう気持ち、もう半分は・・・・今度は誰の機体がピンクに塗られているのか気になるっていうただの好奇心。
そんな微妙な気持ちを抱きながら、駆けていった先は・・・・・。
・・・・・・・・・・・ピンクのグフ?
「俺の専用機がっ・・・・なんでピンクにーっ!」
ピンクのグフの前には床に膝をついて嘆き叫ぶハイネの姿が・・・・。
じゃあ、このピンクのグフは元々はハイネ専用グフってことか。
横にいるレイもグフを見上げて呆然としている。
そして、その後ろには愉快そうに近づいてきたピンクの悪魔(俺的に)がにっこりと笑って・・・・。
「うふふ、これで『ザクとは違いますのよ、ザクとは!』って言えますわ♪」
「・・・・・・まさか、それだけの為に俺のグフを・・・・?」
膝をついたまま、まるで使い古したまま油も注してない機械のように首をゆっくりと動かし振り返るハイネ。
で、そんなハイネにトドメを刺すかのようにピンクの悪魔は笑顔で・・・・・・。
「それだけですわ♪」
・・・・・この人、宇宙で一番強いんじゃないだろうか・・・・・・・・。
TIME UP
コメント
去年出した本からそのまま。
うちのラクス様はこんな感じです。
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