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小説




美しい足って…自分で言うか?
てか、でかい身体って、お前の方が明らかにでかいじゃんか!


……ん?
もしかして、犬のときの話?



「…いつ踏んだっけ」

「覚えてねぇとは言わせねぇぞ。今朝、お前の家の前でだ」



今朝、家の前…?
それってちびに会ったときのことだよな。
あのとき誰かの足なんか踏んだっけ?


………あ!



「そういえば、ミケの足踏んじまったの謝ってねぇ!」

「そうだ。謝ってもらってねぇ。だから今謝れ」

「はぁ?ここにミケいないじゃん!」

「いるだろう、ここに」

「いねぇだろ!どこにも!」



大体、あの可愛らしい女の子が、こんな薄汚れた場所なんかに来るはずもない。



「お前の目は節穴か?」



少し苛立った様子でそう言った目の前の男は、おもむろに履いていた靴を脱ぎだした。
履いていた…というか、かかとを踏んでいた靴だ。
どうやらこいつの足の大きさに合っていないらしい。
よく見てみれば、着ている服もなんだか窮屈そうだ。
けっ、カッコわりぃ。





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あきゅろす。
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