後書き ▽釵兎様、この度はリクエストをありがとうございました! リクエスト内容は『螺月と菜月の兄弟話』でした。 U完結後の兄弟話をリクエストされていたのですが、改訂版Uの完結がまったく見えないので(ご、ごめんなさい;;) 「兄弟が仲が良かったら完結後の関係じゃなくてもいいですよ^^」 というご慈悲で改訂版U本編中の兄弟関係を書かせて頂きました。 うわぁああっ、本当にごめんなさいぃいい!(汗) 追加リクエストとして、 『菜月が螺月に甘える/一緒に寝る/螺月のブラコン発揮』が加わりましたが、ご、ご期待に応えられているでしょうか;; か、かーなり菜月には螺月に甘えてもらったのですが!もらったつもりなのですが! 釵兎様の望んでいる兄弟愛…っ、もしかしたら足りていないかもしれません;; ▽螺月と菜月の関係。 改訂版Uではメインテーマの一つになっている兄弟愛。 その中でも螺月と菜月の兄弟関係は作品中で、とても重視しています。というより螺月の中の兄弟愛をテーマにさせて頂いております。 螺月・柚蘭の犯した罪は菜月にとっては簡単に赦せるものではなく、二人も承知の上で菜月と関わっています。 螺月があそこまでブラコンの過保護なのも、自分の犯した罪からの自責によるもの。 すべての行為に贖罪が含まれているわけではありませんが、やはりどこかで償いたい気持ちは宿っていると思います。ゆえに大切にしたい気持ちも引っ付いてくる。 本編中、郡是や朔月が懸念していますが。 螺月や柚蘭の中の家族愛は、若干閉鎖的なところがあります。 家族間で絆が強い分、倫理観に欠けてしまう点がある。公務執行妨害がいい例です(苦笑) 行動さえ顧みず、家族の絆を守ろうとする。 螺月は特にこの傾向が強いです。改心した菜月が戸惑ってしまうほど。 それでも菜月にとって螺月・柚蘭は数少ない、弱さを見せられる人物となっていきます。 螺月は同性ということもあり、菜月にとって相談しやすい、吐露しやすい人物なっていることは間違いないでしょう。 ▽螺月にとっての弟。 螺月から見た菜月は十代前半の、愛をよく知らない不器用少年。 人間界ではある程度、人と接することができていた菜月ですが、聖界では忌み嫌われているため人と接する機会も少なくなり、何かと衝突を繰り返しています。 そんな弟を見ていられない。 螺月の正直な心境だと思います。 片隅では人間界に帰してやるべきだと思っていたり、認めたくないけど魔界人達の傍の方が幸せなんだと気付いているのですが(風花に嫉妬しているという発言は、自分じゃ家族を幸せにできない劣等感からきています)。 でもやっぱり家族だから、今度こそ幸せにしてやりたいから、だから傍に置いておきたい。そんな念が強いです。 そのため菜月が何かに喜んでくれると、自分のことのように喜びます。 菜月と仲が改善されればされるほど、笑ってくれるほど、甘えてくれるほど、兄としての気持ちが勝ります。 それが螺月のブラコン度を加速させたりしなったりです(笑) また、その性格が本編では良し悪しに影響しています。姉弟の存在は螺月を大きく左右しているようです。 ではではこの辺にて。 釵兎様、リクエストありがとうございました。お待たせしてしまい申し訳ございません;; 少しでも楽しんでいただければ幸いです^^ 2012.03.13 [*前へ] [戻る] |