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「…じゃあ、行くよー。」

「だから!待って!」


決意も新たに、オレがそう言うと、しずかちゃんはまたもストップ。


…ここまでくると、本当に嫌なのかなぁって、疑問が湧く。


「…やっぱり、嫌なの?」

「…嫌なワケないでしょ?」


しずかちゃんはオレの髪をゆるゆると撫でながら、困ったように笑った。


「……と、いうかさ、誕生日プレゼントが…………コレって、りっちゃんが思い浮かぶワケないよね?何処のどいつの入れ知恵?」


「生徒会室で机に足を投げ出してる俺様の入れ知恵。」


「分かった。息の根止めてくるから、ちょっと待ってて。」


オレの言葉に、しずかちゃんはニッコリとイイ笑顔で答え、スックと立ち上がる。


「待った!しずかちゃん待った!」


今度はオレが制止をかける。
手近にあったルームランプを引っ掴んで出ていこうとするしずかちゃんに、オレは必死で追い縋った。


別に、あんなロクデナシどーなってもいいけど(酷)、しずかちゃんが犯罪者になるのは困る。


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あきゅろす。
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