Others
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「何か犬っぽいだろう、あの人。単語だけボソボソ言うし、そのくせデカいし。ゴールデンレトリバーみたいだなぁと思っていた。」
「そ。……………ん?」
頷いて、オレは首を傾げた。
「………かのー。」
「ん?」
「………好きな人って、」
聞いたオレを、叶はビシッと指差す。
「お前だ。」
………衝撃の事実が二つも。
書記の親衛隊長が、書記を犬扱いするのと、
親友からの愛の告白。
どっちがよりショッキングですかー?
「……どっからツッコミいれればいいのか、サッパリー。」
「オレがお前に突っ込むから(下品)、お前は大人しくしてればいいんだ。」
………………?
何の話ー??(逃げろ次郎)
「…まぁ、それは置いといて。…ジロが生徒会の仕事を手伝いたいと言うのは、あの馬鹿共が、仕事してないせいか?」
叶は、話題を戻しオレに確認する。
オレは少し考えてから、頷いた。
「…正しくは、会長の手伝いがしたい?」
「…………………。」
オレが素直に思ったままを言うと、叶は眉間にシワを寄せ、不機嫌そうに顔を歪めた。
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