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「……生徒会の、仕事?」


オレに聞き返す、というよりは、頭の中を整理するように叶は繰り返した。
だがオレは一応頷く。


「うんー。」



「…………生徒会の仕事…!?」


だんだん覚醒してきた叶は、フルフルと震えながら拳を握り締めた。


…もしかして、ヤバい…?

そうだよねぇ。
叶、一応、親衛隊長だし。


生徒会に近付く害虫認定されちゃうのかなー…?


言い訳しようにも、元々口下手な自分が、上手く説明出来る自信も無い。
でも、叶に嫌われるのも、ヤ。


ぐるぐる考えるオレの肩を、叶は、ガシィッ!!と掴んだ。


「何であの馬鹿共の手伝いを、ジロがしなくてはならんのだ!?」


………………………………………ばか?
今、馬鹿共って言わなかった??


キョトンと目を丸くすると、ぎゅうっと抱き締められる。


「駄目だっ!!お父さんは許さんぞ!!可愛い可愛いジロをあんな馬鹿の巣窟に放り込むなんて、絶対許さん!!」


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