Others
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ちなみに、後ろの騒ぎには、風紀の副委員長が参戦中ー。
煩ぇぞー…。
「明日は、こんな粗暴な男とではなく、俺と昼食をとらないか?」
そう言う風紀委員長様は、ドSで冷徹、と噂があったんだけどー、
会ってみたら、真面目で折り目正しい、普通の優しい先輩だった。
(や。びっくりするくらいの美人だけどー。)
「明日ですかー?…明日もこんな調子だったら、大丈夫かもですがー。」
通常の食堂では遠慮したいかもー。と正直に告げると、風紀委員長は、さっきの会長みたいな、意味深な笑みを浮かべた。
「では、是が非でも、このまま騒動を継続させなくてはな。」
「へ?」
機嫌よさげに風紀委員長は、何でも無い、と呟き、眼鏡を押し上げた。
「おい。…オレも一緒だからな。」
会長は風紀委員長に、そう低く呟く。
風紀委員長は、フン、と鼻を鳴らし、上から会長を見下した。
「…仕方無いな。」
「一々偉そうだな、テメェは。」
会長はチッと乱暴に舌打ちした。
…何だかんだ、この二人仲良いよねー。
でもって、プリンうまー。
杏仁豆腐もうまー。
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