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Others
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「えー。だって最初っから強硬手段使ってたら、こっちが完璧ワルモノじゃん。」


取り敢えず、ノックしたんだよ?という正当な言い分大事。


まぁな、と渋い顔をする二人を放置し、とっとと鍵を開ける。


ガチャ


扉を開け、薄暗い室内に、遠慮無く踏み込んだ先、


リビングの入り口で、威嚇するように立つ人影を見て、


オレはニッコリと笑んだ。


外国の血が混ざっていると噂で聞いた彼は、確かに純日本人とは言い難い、淡い色彩と、彫りの深い顔立ちをしていた。

身長も見上げる程に高く、綺麗な顔で凄む様子は、逃げ出したくなる程度には迫力がある。


あ、でもオレは逃げてなんてやらんけどー。


牙剥いて吠えてりゃ、誰だって撃退出来るとか自惚れてんじゃねぇぞ駄犬。


オレ、怒ってるんだよ。
つか、ムカついてる?


だから、喧嘩売ってんなら、喜んで買わせていただきますよ。

ね?




「…はじめまして。引きこもりの書記さん。」


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