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「……シスコデス?」

ま○子デラックスみたいに言うのヤメテ。


「…シスちゃん?」

「…もうそれでいいです。」


あっさり投げ出し、オレは烏龍茶の水割り(水っぽい烏龍茶)をお兄さんに差し出す。


「懺悔とか聞いちゃうの?」

「あははー。(まんまイメクラじゃねぇか)お悩みあるんですか?」


お兄さんは水っぽい烏龍…、ゴホン。烏龍茶の水割りを飲みながら、笑う。


「…うーん。強いて言うなら、何にも本気になれない事かなぁ?」

「へー。別にいいんじゃないっすか?(適当)」

「…え?」

「(やべ。適当すぎた!?)…えーと、ほら、ずっと一生懸命だったら疲れちゃうし、今はお休み時期なんですよー…(たぶん)。」


誤魔化すように、マドラーで、カラカラとグラスをかき混ぜていると、突然、ガシッと両手を握られた。

「ぎゃっ!?」


「…シスター………いや!!マリア様…!!」

「………は?」


お兄さんは、真剣な顔で、オレの両手を握りながら、フルフルと体を震わす。


「その、全てを許すような微笑と、押し付けない言葉…君こそ、本物のシスターだ…!!」


妙な感動に打ちふるえるお兄さんに、周りの客も、何事かとこちらを見る。


全てを許すような微笑って…神林に、笑ってろって言われたから、薄笑い浮かべてただけだし、
適当な相槌を、熱く言う奴はいないし、


なんて言うか、


「オレ、男なんですけど!!」

「関係無いよ!!マリア!!」



ち、ちょっとー!!


神林ぃいい!!責任とってこの勘違い男をどうにかしろー!!


.

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