Sub 4 「……シスコデス?」 ま○子デラックスみたいに言うのヤメテ。 「…シスちゃん?」 「…もうそれでいいです。」 あっさり投げ出し、オレは烏龍茶の水割り(水っぽい烏龍茶)をお兄さんに差し出す。 「懺悔とか聞いちゃうの?」 「あははー。(まんまイメクラじゃねぇか)お悩みあるんですか?」 お兄さんは水っぽい烏龍…、ゴホン。烏龍茶の水割りを飲みながら、笑う。 「…うーん。強いて言うなら、何にも本気になれない事かなぁ?」 「へー。別にいいんじゃないっすか?(適当)」 「…え?」 「(やべ。適当すぎた!?)…えーと、ほら、ずっと一生懸命だったら疲れちゃうし、今はお休み時期なんですよー…(たぶん)。」 誤魔化すように、マドラーで、カラカラとグラスをかき混ぜていると、突然、ガシッと両手を握られた。 「ぎゃっ!?」 「…シスター………いや!!マリア様…!!」 「………は?」 お兄さんは、真剣な顔で、オレの両手を握りながら、フルフルと体を震わす。 「その、全てを許すような微笑と、押し付けない言葉…君こそ、本物のシスターだ…!!」 妙な感動に打ちふるえるお兄さんに、周りの客も、何事かとこちらを見る。 全てを許すような微笑って…神林に、笑ってろって言われたから、薄笑い浮かべてただけだし、 適当な相槌を、熱く言う奴はいないし、 なんて言うか、 「オレ、男なんですけど!!」 「関係無いよ!!マリア!!」 ち、ちょっとー!! 神林ぃいい!!責任とってこの勘違い男をどうにかしろー!! . [*前へ][次へ#] [戻る] |