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アリスインワンダーランド
6
「アリス、僕が好きなんだ?」
「っな…、な…!」
「なな?」
「な、何を根拠に…」
「……アリスは僕が好きだよ」
そんな真面目な
顔で言われても…
「そして
僕もアリスが好きだ
分からない?…アリス」
「う………、うん…」
アリスはしどろもどろになる。
「分からないなら…」
あごに優しく手を添えられて
「チェシャ、」
「静かに…」
「な、…ん…!」
最後までいいおえないうちに
チェシャ猫の綺麗な顔が近づいた。
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