銀木犀
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「どう?」
「すごい良い!」
真琴ちゃんの
頬は上気している。
「似合ってるね。
2こめのも
着てみたら?」
「はいっ」
楼犀は銀紫がくれた
クッキーをかじった。
おいしい!
紅茶の上品な
甘さと香りがする。
銀紫はいつも、
どこからともなく
おいしいお菓子を
見つけてくるのだ。
「わー…
自分じゃないみた い…」
真琴ちゃんは
カーテンを開けて、
姿見の前でくるりと
回ってみせた。
「うん、
やっぱり似合う」
「ショートブーツって
かわいいですね!
女の子って感じ」
真琴ちゃんは、
また服を着替えはじめる。
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