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こねことおおかみ/完結
凛の気持ち
「楽しかった?」


鼻歌交じりにぴょこん、ぴょここんとリズム感のないスキップもどきで散歩を楽しむ凛。
生憎運動神経とは無縁なので地上からの飛躍はほぼ見られない。


「そっかー。でも僕も寂しいからちゃんと帰って来てね?」


ちょこちょこと隣を歩く存在に声をかけつつ、春の日差しをたっぷり浴びる。
「春の紫外線なめんな!」と馨にかぶらされた麦藁帽子がいい感じに直射日光を遮って心地いい。


「ふぃー・・・いい気持ちだね・・・・・、つ〜くしが元気に出てきたよ〜♪こんにちは〜!春です〜か〜♪そ〜うですよ〜起きてくださーぃ!にょっき〜にょきにょき〜どんどどーん♪〜(つくしの歌:作詞作曲/涼宮凛)」


「お〜きなつくしがにょんにょにょ〜ん♪食べられちゃったよむーくんに〜♪い〜い〜なぁい、い、な♪ぼ〜くもた、べ、て〜♪」

(本人は無自覚に歌っているが、実際に聞いていた宗昭に食べられた経験有り。)




「あれ、みゃーこさんもうお昼寝ですか」

気持ちよさそうな芝に転がる都。
そばに凛も腰を下ろす。


「もう、タケちゃんにいっぱいご飯もらって最近ぷくぷくしてきたのに。いいの?」

「にゃぁー」

「え!・・・・・・そうなんだ・・・・」


ショックを受ける凛。

何になのかは凛にしか分からないが。







「くすくす・・・・」


「?・・・・・」


ひっくり返った都のお腹をぐりぐり撫ぜていた凛のすぐ後ろから、がさりと草を踏み込む音とともに小さな笑い声が聞こえてきた。






「こんにちは、お散歩ですか?涼宮くん」



太陽の下でもその笑顔は変わらず爽やかだった。




「壮にぃせんせ・・・・・」




<*わんにゃん#>

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