こねことおおかみ/完結 4 ▽▽▽▽▽ 「・・・・・ん」 涼宮くんと柚羅くんみたいに 「り・・・・・ど・・・・・・」 お互いを尊重し合えていれば大丈夫 ですが・・・・・___ 「りん、・・・・凛?」 「ぁ・・・・・」 「どうかしたのか?電気もつけないで」 「お、おかえりむーくん・・・・」 ぱっと明るくなる視界。 見上げる先には微笑む宗昭の顔がどこか心配そうにこちらを窺っていた。 凛は辺りの眩しさに目を細めながらも ただいま と紡ぐ宗昭の大きな口に目を奪われる ついでに口も奪われる いつもの甘いキスをふんだんにもらった頃、ふと時計を見ると夕方の18時を当に過ぎていた。 どうりで外も部屋の中も暗いわけだ。 暗い・・・・ あれ・・・・? そういえば 僕、いつ戻ってきたんだっけ・・・? ぼーっと窓の外を眺める。 さっき壮一から聞いた言葉が耳から離れなかった。 「・・・飯作るから。大人しく待っとけよ」 ぽんぽんっと頭に乗る手はくるっと小さな頭をひとなでし、優しく頬を包んでから離れていった。 「むーくん・・・・・」 「ん?」 「・・・・・なんでもない」 「・・・そうか」 <*わんにゃん#> [戻る] |