*
「歩いてるだけで、人が助けにくるって…」
「違う!助けるっていうほっとかないじゃなくて、ちょっかいだしてくるっていうほっとかない!!」
「…ふぅん」
イマイチ分からない、とナマエは首を傾げた。
レノは鈍感め…と舌打ち。
「実際体験しないと分かんないってか」
「はい?…て、ちょッ」
レノはナマエの両手を片手で拘束すると、ナマエの首筋に息を吹きかけた。
それにより、ナマエは喉をひきつらせる。
「男共に…狙われるっつう意味だ」
「なッ…」
「…そんなカッコしてたらなァ」
例えばこんな感じに…と、レノはスリットから手を差し入れて太股を撫でた。
「うあああああ!?」
「近所迷惑だぞ、と…それに俺の耳がイカれる」
「ちょ、手はなせ!触るな!」
レノはぐっとナマエに顔を近付ける。
ナマエは思わず顔を強ばらせた。
「お前は男を知らなすぎだぞ、と」
「…そんなこと!」
「ない、なんて言わせねぇ…現にお前、分かってないし」
レノはそのままナマエをソファに押し倒した。
ナマエは困惑して荒く抵抗した。
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!